札幌夜間動物病院の内覧会に行ってきました

皆さんこんにちは!
雪が降ったり溶けたりと足元が悪い日々が続いてますね。
春になる前にもうちょっとボードに行きたいなぁと思っている沢田です。

少し前の話になりますが、去年の11月に札幌夜間動物病院が中央区から西区琴似に移転しました。
今日は新病院の内覧会に行った時の様子をご紹介したいと思います!

まず、札幌夜間動物病院とは、夜19時(日祝は14時)~翌朝6時まで診療を行っている夜間の救急病院です。
2006年に立ち上げてから、一度ビルを移りましたがずっと中央区で診療を続けてきました。
私も子供を出産するまでこちらで働いていて、その時に伊村先生といっしょに働いていたので思い出深いです。
開業当初は夜21時~3時までだった診療時間も、時代のニーズに合わせて延長し、今は昼間の病院が診られない時間をほとんどカバーできるくらいの時間で診療をしてくれていて、ありがたいですね。

移転先は獣医師会館が入ってた建物を建て替えていて、そこの1階になります。

建物も新築なのでとても綺麗で立派でした。入り口は重症患者のカートなども通るように大きく開く作りになっているそうです。
私が内覧会で伺った時はまだ移転前なので、検査機器などは搬入されていない状態でした。

医局がすごく広くて立派で人間の病院のようでした…!

緊急蘇生処置がすぐできるように人工呼吸器が用意されていて、模型で体験する事もできました。

また、CTが導入されていて、こちらは新設された画像診断科の専門の先生が検査してくれるとの事です。
画像診断科は日中の診療で、他の病院からの紹介症例なども受けているそうです。

夜間では輸血が必要になる事も度々あるのですが、血液の確保は昔から難しい問題の1つでした。
現在こちらでは新鮮凍結血漿を保存するための遠心分離機や冷凍装置を備えているとの事で、そういった問題にも対応してくれているのは本当に心強いなと感じました。


夜間動物病院ができるまでは、開業医の先生は個々で自分の睡眠時間を削って夜間の救急症例を受け入れていたり、飼い主さんは病院を探しても診てくれる所がなくて救う事ができない命もたくさんあったと思います。
私達の不安を解消してくれるために日々進化を続ける夜間動物病院と、診療にあたられるスタッフの方達には頭が下がる思いです。
もちろん夜間に急変など起きないのが一番ですが、何かあった時にこういった場所があるという事を頭の片隅に入れておいてもらえたらと思います。
受診の際は必ず事前にお電話をお願いします!!

この記事を書いた人

愛玩動物看護師 沢田
愛玩動物看護師 沢田
知らない環境では動物も飼い主様も不安な気持ちになる事も多いと思います。そんな不安な気持ちに寄り添い、安心して帰ってもらえるような看護を目指しています。飼い主様と動物が幸せに暮らしていくためのベストな方法を、いっしょに考えていきたいと思っています。

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