診療内容

定期健診・予防医療

病気に「させない」予防医療を皆様にご提案します。


動物病院は、病気になった時にだけ行くもの。そう考えられている方も多いかもしれません。しかし、動物たちの健康を考えた時、予防や健康診断をしていれば防げる病気も多くあります。

また早期に治療を開始することで、進行を遅らせることができる病気もあります。私たち人間とくらべてワンちゃんたちが歳をとるスピードは約4倍です。そのため当院では7歳以下のワンちゃん、ねこちゃんには少なくとも年1回、8歳以上の子には年2回の定期健診をおすすめしています。

【犬猫の年齢換算のめやす】



予防医療

1 ワクチンについて

当院では犬、猫、フェレットの混合ワクチン接種を行っております。混合ワクチンは感染力、死亡率の高いウイルス等の感染症から動物を守るために大切です。

当院では、国際的なワクチンガイドライン(AAHAガイドライン)に沿ってワクチネーションを行っています。また、ワクチンの効果をきちんと判定し、不必要なワクチン接種を減らすため、ワクチンの抗体価検査にも対応しています。

当院ではワクチンスケジュールは飼い主さんとご相談の上、決めさせていただいております。


2 フィラリア症について

フィラリア症は蚊が媒介する寄生虫による感染症です。フィラリアが犬の体内で成長し、血管や心臓に寄生すると、死に至ることもある怖い病気です。しかし、予防薬により安全に病気を防ぐことができます。

当院では6月から11月までの6ヶ月間の予防を推奨しています。月1回の飲み薬や、1年間有効な注射薬などがありますので、ご相談ください。


3 ノミ、ダニ症、内部寄生虫症について

ノミやダニはお散歩や他の動物との接触でうつり、痒みをおこしたりするだけでなく、人間にも寄生して深刻な健康被害をもたらす可能性があります。 また他の動物の糞便からうつる内部寄生虫も人間に健康被害をもたらすものがあります。 動物と人が共に健やかな生活を送れるよう、定期的な予防・駆虫をお勧めしています。


4 避妊去勢手術について

当院では犬、猫、うさぎの避妊去勢手術を行っています。

去勢手術は全身麻酔をかけて、睾丸を摘出する手術です。 睾丸を摘出することで、その動物のマーキング行動を抑制したり、特にワンちゃんでは前立腺疾患、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなど男性ホルモンに由来すると言われる病気の発症を抑えることができます。 また睾丸が正常な位置に降りて来ない睾丸(陰睾)は腫瘍化のリスクが高いため特に去勢手術をお勧めしています。

避妊手術は全身麻酔をかけて、子宮と卵巣を摘出する手術です。 子宮卵巣の摘出により望まない妊娠を防ぐだけでなく、発情行動自体を抑制し、子宮蓄膿症、子宮・卵巣の腫瘍などの病気を予防します。 また早期の避妊手術は乳腺腫瘍の発生を抑制することができますので、初めての発情がくる前の手術をお勧めしています。

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