エキゾチックアニマル

フェレット

フェレットにとって、
診療をより快適なものに。

フェレットは、ネコ目イタチ科の動物です。人にも良くなつき、好奇心が旺盛で遊び好き。ペットとしては珍しく完全な肉食で、一般的な寿命は7~8年とされています。診察や入院などのストレスには比較的強いですが、長時間の保定をいやがる子が多いので、検査はできる限り短時間で終わらせるよう心がけています。 フェレットには特徴的な病気が多く発生しますが、ワンちゃん・ネコちゃんと同様に各種検査が行えますので、定期的な健康診断を受ける事で、病気の早期発見・早期治療を行っていく事が出来ます。 当院では、フェレットのための健康診断パックをご用意しています。中年齢以降に定期的に行う事で、副腎疾患、インスリノーマや心臓疾患など、フェレットに多く発生する病気の早期発見につながります。 また、当院のペットホテルはフェレットのご利用も可能です。 ペットホテルについてはこちらをご覧ください

フェレットの主な診療内容

一般診療 健康診断、飼育相談・飼育指導
予防医療 ジステンパーワクチン接種、 フィラリア予防
各種検査 血液検査、レントゲン検査、 超音波検査(心臓・腹部)、 糞便検査、尿検査、皮膚検査
内科疾患 副腎疾患、インスリノーマ、 腫瘍疾患(リンパ腫など)、 尿路閉塞、循環器・呼吸器疾患、 消化器疾患、肝疾患、腎疾患
外科手術 副腎腫瘍摘出、 インスリノーマ摘出、 胃切開・腸切開、脾臓摘出、 膀胱結石摘出、その他腫瘍の摘出

こんな症状のときは、まずご相談ください。

  • 元気がない・食欲がない
  • 嘔吐・下痢をした
  • 背中の毛が抜けてきた
  • 尿がでない
  • 動きが悪く、ぼーっとすることが多い
  • 涎を垂らす・口を気にする
  • 呼吸が荒い・苦しそうに呼吸をする
  • お腹がふくれてきた
  • 耳が汚れている

フェレットの料金目安(税別)

初診料 ¥2,000
再診料 ¥700
爪切り ¥800
便検査 ¥700 ~
尿検査 ¥1,500 ~
ワクチン ¥4,000

フェレットと上手につきあっていくために。

ごはんについて
フェレットを飼育するのであれば、ごはんについて正しく理解しておく必要があります。フェレットは完全な肉食動物で、盲腸がありません。効率的に炭水化物を利用する事ができないため、フェレットのフードは高脂肪かつ良質な動物性タンパク質が含まれている必要性があります。札幌の多くのペットショップでもフェレット専用のペレットフードが売っていますので、それを与えるのが簡便です。様々なフードがありますが、粗蛋白量が30~35%、脂肪分が15~20%、粗繊維は2%以下のものを選ぶようにしましょう。1日に必要なカロリーは1kg当たり200~300kcal(1頭換算のフード量:50~70g)ですから、体格や肥満具合に併せて調節しましょう。水はいつでも飲めるようにケージ内に設置する必要があります(1日75~100ml程度飲みます)。 ※キャットフードはフェレットのものにくらべ低蛋白のため、専用のフードを選びましょう。
温度・環境について
フェレットは寒さに強く、暑さに弱い動物。汗をかいて体温を下げる事が出来ないので、32℃以上の気温には耐えられません。理想は20~24℃、湿度40~60%で管理するようにしましょう。ケージ内にはハンモックなどの寝床とトイレを設置しておくといいでしょう。若いフェレットは、運動不足を解消するため1日に1度はケージから出して遊ばせるようにしましょう。 ※外で遊ばせる場合には、異物を飲み込まないよう、細心の注意を払ってください!フェレットは異物誤食での腸閉塞が大変多い動物です。
PAGE TOP