小鳥の保定方法

皆さんこんにちは!北海道らしからぬ暑さもやっと少し落ち着きましたね。今年はビアガーデンでクラフトビールを堪能できて、夏を満喫できた沢田です。

さて、動物の保定シリーズとして、今日は小鳥の保定についてお話したいと思います!
普段生活する上では鳥さんを鷲掴みにする事はあまりないかもしれませんが、体調が悪くなった時にお薬を投薬したり、定期的に体重を測ったりする必要が出てくる事があります。そんな時のために普段から容易につかめるように慣れさせておきましょう!

当院で入院治療をしていたハナちゃんにモデルをお願いしました!

小鳥の保定の基本はまず「2点保定」という方法があります。

首を人差し指と中指の2本ではさむやり方です。この時、他の指から離すように首を伸ばしてあげると小鳥も苦しくなく、人も咬まれる事なく処置ができます。爪切りする時などに使います。

次は、「3点保定」です。



こちらは、親指と中指で首をはさみ、人差し指を頭に当てて、頭が動かないようにする保定です。お薬を飲ませる時などは、このように押さえてお口の端から飲ませてあげるとうまく飲ませる事ができます。
翼は羽ばたかないようにそっと包み込むように押さえます。翼自体をつかんで押さえてしまうと、暴れた時折れてしまう可能性があるので注意が必要です。
また、どのような場合も、胸部を圧迫してしまうと呼吸ができなくなってしまうので、胸を押さえないようにするのが大事です。

小鳥の投薬方法としては飲み水の中にお薬を混ぜる場合もありますが、確実に投与したい時は直接お口に入れる方法でしてもらう場合もあります。
上記のようなやり方を覚えておくといざという時使えるので、ぜひ普段から練習してみてくださいね!

この記事を書いた人

愛玩動物看護師 沢田
愛玩動物看護師 沢田
知らない環境では動物も飼い主様も不安な気持ちになる事も多いと思います。そんな不安な気持ちに寄り添い、安心して帰ってもらえるような看護を目指しています。飼い主様と動物が幸せに暮らしていくためのベストな方法を、いっしょに考えていきたいと思っています。

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