ゴールデンハムスターの骨折(手術画像有り)

皆さんこんにちは!
暑い日が増えてきましたね。
暑さに慣れない中急に暑くなると体が適応できず体調を崩しがちなので、人も動物も気をつけましょうね!

今回はタイトルにある通りなんですが・・・
実は我が家のゴールデンハムスター、だいふくちゃんのお話でした。
4月下旬、気づくと左後ろ足がプラプラしていて明らかに折れている様子・・・
おそらく回し車かなにかにはさめたり引っかけたりしたのかなと思ったんですが原因は不明でした。
ひとまず消炎鎮痛剤を投与し、2日後麻酔下で手術してもらう事ができました。

麻酔をかけた状態でまずレントゲンを撮ります。

骨の太さ1mm、内腔0.5mm。
この内腔、骨髄の部分にピンを入れる手術になります。
犬猫であればプレートやスクリューを用いて固定する事ができるのですが、骨の細い小動物はそこまでの手術はできません。
固定しない場合、回転してしまう可能性があるとの事でしたが、かなりピッタリサイズで入ったので、回転する事なく、しっかり固定する事ができました!

ギブスは巻いても気にしてかじってしまうのと、ハムスターはネッカー(エリザベスカラー)をつける事ができない(首が太くて外れてしまう、ごはんを食べられなくなる)ので、そのままの状態で様子をみます。
登ったり落ちたりしてしまうので、かわいそうですが回し車やおうちは除いた状態で過ごしてもらいました。

途中一度麻酔下でレントゲンを撮り状態を確認し、約8週間後に抜ピン処置を行いました。
スムーズに処置も終わり、麻酔からも無事醒めてくれました。

術後のレントゲンではしっかりと骨ができているのがわかります。
来月で2歳になりますが、数回の麻酔、手術に耐えて治療終了となり本当に安堵しています。
そして忙しい中時間を割いて治療をしてくれた院長には感謝してもしきれません・・・
だいふくちゃんをかわいがっている小学生の我が子もとっても喜んでいました。

今回うちの子は手術適応でしたが、骨折の状態によっては整復が難しかったり、感染を起こしてしまっている場合はハムスターだと特に断脚になる事も多くあります。
スムーズに回復する事ができて本当に良かったです。
今後は安全に過ごしてもらえるよう環境を見直し、まだまだ長生きしてもらいたいなと思います!

この記事を書いた人

愛玩動物看護師 沢田
愛玩動物看護師 沢田
知らない環境では動物も飼い主様も不安な気持ちになる事も多いと思います。そんな不安な気持ちに寄り添い、安心して帰ってもらえるような看護を目指しています。飼い主様と動物が幸せに暮らしていくためのベストな方法を、いっしょに考えていきたいと思っています。

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