4月から狂犬病予防注射の時期になり、動物病院に来院されるワンちゃんが多かったのではないでしょうか。
お注射を喜ぶワンちゃんは少なく、大半のワンちゃんは表現の仕方は違いますが嫌がることが多いです。
嫌がるワンちゃんの中でも、エリザベスカラーや口輪がつけられないほど怒ってしまうワンちゃんがいます。
そんな時、私達愛玩動物看護師がどのように保定をを行っているのか?
今回は、実際に行っている保定法をご紹介します。
保定法には沢山の方法がありますが、人もわんちゃんも安全であることが一番大切です。
今回その中から、怒っていてエリザベスカラーがつけられない場合の保定法でおうちでも実践できる一例をご紹介します。(主に小型から中型犬)
用意する物は、厚めのバスタオル一枚です。
1.まずバスタオル横向きにし、端と端をもちます。
2.端を持ったら、タオルの真ん中部分を首に当てタオルを後ろに持って行きます。」
3.首にタオルを巻き付けそうなら、ぐるぐると首に巻き付けます。
※もし巻き付けるのが難しければ、後ろに回した右手と左手に握っているタオルをひとまとめにし、その根元を握る事で、わんちゃんに負担をかけずお顔のコントロールをする事が可能になります。
お家でも何か処置をしたいけれど怒ってしまい、触るのが難しいという飼い主様、是非試してみてください。
当院では、怒ってしまうワンちゃんにも慣れた愛玩動物看護師が在籍しています。
気になる事があって診察に行きたいけど、怒ってしまうから連れて行けないと言う飼い主様…一度当院にご相談ください。
怒るワンちゃんだけでは無く、こんな時は、どう保定したら良いんだろう?という飼い主様がいらしたら、いつでもご相談下さい。最適な保定法を見つけるお手伝いを、させていただければと存じます。
この記事を書いた人
- 十勝出身、おしゃべり大好き、2児の母です。よろしくお願いします。
- 2024年5月30日猫ワクチンだけじゃない猫の予防のお話
- 2024年2月29日日常医療・サービス向上のための舞台裏
- 2023年12月4日スタッフグリーフケアの勉強を始めています
- 2023年9月11日猫猫の顔周りのポチッ…正体は?