歯周病になる原因とは?デンタル製品紹介①

前回は「歯周病」についてのお話をしましたが、なぜ歯周病になってしまうのかをもう少し詳しくお話をしようと思います。後半にはおすすめのデンタルケア製品もご紹介しますよ~!

歯周病の原因菌となる細菌=歯垢(プラーク)といいますが、これを放置することで歯石に変わってしまいます。

歯石になってしまうと普段でのはみがきでは汚れを落とすことが出来ず、ケアをしないとさらにその上に歯垢がつき、また歯石に変わって・・・と何回も繰り返すことで、分厚い歯石(細菌の塊)ができあがってしまうというわけです(T-T)

歯垢が歯石になるまでの期間はさまざまで

犬 約3~5日    猫 約7日間    ヒト 3週間程度

と言われています。圧倒的に犬や猫の方が期間が短いです。

では歯石になる前だけ歯磨きをすればいいのでしょうか?残念ながら、それは違います

最初にお伝えした通り、歯周病の原因は歯石がつくことではなく、細菌が歯肉に炎症を起こすことなので

歯に付着した細菌を毎回落とすことが歯周病の予防につながるというわけです。

そうなるとヒトである私たちと同じで、毎日歯磨きをすることが1番の理想となります(^^)

では何で磨いたらいいのか?歯磨きするのが初めてでどうしたらいいか?そもそも歯ブラシで磨くのが難しい!そういった方にオススメなのがシートタイプの製品です。その中でも当院オススメはこちら↓

LIONさんのデンタルシートは構造がミクロの網目状になっていて汚れをかき取ってくれます。さらにポリリン酸ナトリウム配合で、この成分はホワイトニングにも使われているものなので歯の表面をピカピカにしてくれる効果が期待できます!

使い方も指にシートを巻くだけなので簡単です。歯ブラシが使えない子だったり、そもそも初めて歯磨きする子はまずシートから慣れさせると歯ブラシに移行しやすくなりますよ!

シートも簡単で便利ですが、汚れの除去力が1番高いのはやっぱり歯ブラシとなります。歯ブラシでオススメなのがこちら↓

同じくLIONさんのデンタルブラシで、ヘッドが小さいのが特徴で小型犬やお口が小さめの子にぴったりです。ブラシの毛のタイプも3種類あり、歯周の状態に合わせて使うことができる優れものです!

中~大型犬の子にオススメの歯ブラシはこちら↓

ヘッドの面積が大きくなることで、大きめの歯でもしっかり磨くことができます。特にファモアのデンタルブラシは毛が360℃全周にあるので歯磨きのハードルが下がるかと思います。ただし奥歯を磨く時などに、ただヘッドを突っ込むような使い方は歯肉を傷つけてしまう可能性がありますので注意です。

今回は歯を『直接(物理的に)磨く』ことを中心とした製品をご紹介しました。冒頭でお話した通り、この方法でケアするが最も効果的なので頑張って挑戦してみませんか?(^^)

次回はデンタルケア製品紹介②のブログを投稿予定です。もう少しデンタルケアを手軽にやってみたい方や歯ブラシだけじゃなくもっとケアに力を入れたい人など是非確認してみてください!

最後に私事ですが、この度入籍いたしまして名字が「植松(うえまつ)」に変わりました。

慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、今後ともどうぞよろしくお願いします♪

この記事を書いた人

愛玩動物看護師 植松(加藤)
愛玩動物看護師 植松(加藤)
働き始めてからデグーの魅力にも気づき現在は猫4匹、デグー2匹と過ごしています。当院5年目に入りましたが現在わんちゃんや猫ちゃんのデンタルケアについて勉強中です。飼い主さんと一緒にホームデンタルケアを頑張っていけたらと考えておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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