爬虫類、お迎え当日の過ごし方

こんにちは、暑さで休日は寝てばかりになってしまう獣医師の蒲原です。

今月、札幌で爬虫類・エキゾチックの大きな即売会イベントがありましたね!ついにヘビや爬虫類をお迎えしました、という方もいらっしゃるはずです!

ヘビのお迎え前に考えることは過去にブログへ掲載いたしました。ではヘビや爬虫類をお迎えした直後はどのように対応したら良いのか、今からでも遅くない新入り爬虫類達への接し方について、今回はお話しします。

購入後は、こんなパッケージで連れ帰ることが多いと思います。移動の振動や温度変化、とても心配ですよね。帰宅途中も時折様子を覗いてあげましょう!もちろん蓋を開けるのは自宅に着いてから。ひどい猛暑でない限りは移動中に保冷剤で温度を下げたりする必要はありませんが、冬場のお迎えはカイロを必ず使用するようにして下さい。

自宅にケージを設置し、いざ移すときには要注意。お迎え前に会場でハンドリングができていても、移動のストレスなどで気が立っている場合は突然噛みついてしまったり暴れてしまう個体がいます。こちらに激しく反応してくる場合は、直接触らずにケージ内にパッケージごと入れ、自分で出てくるのを待ってあげる方が優しいです。

そしてとても重要なのが、ケージへ移してからはとにかく干渉しないことです。そっとしておくのです。触らない、覗かない、です。

タオルでケージを隠します。シェルターももちろん入れておきます。

振動や音が少ない場所だとなおよいです。この時期にたくさん干渉してしまいこちらが敵と判断されてしまうと警戒心がいつまでも解けないことも…そして体調も崩してしまいます。

気になって覗きたい気持ちは山々ですが、ゆっくり休ませてあげましょう。

また、このストレスがかかっている状態で給餌をすると、消化不良や吐き戻しをすることがあります。

ヘビであれば1週間は給餌せず見守ってあげても飢えてしまうことはありません。その他爬虫類も、少なくとも当日は給餌はなし。また、ブリーダーさんに前回の給餌や排泄がいつあったかを聞くのもいいと思います。

このようにお迎え直後の1週間程は、ただ温度管理と水の交換をし、とにかくそっとしておく。この1週間程は飼育環境に慣れてもらう時間です。もちろんなにか異変を感じた場合は、獣医師にご相談下さい!

落ち着いた頃には健康診断として便検査を推奨します。

お互いが快適に過ごせる関係性になれるといいですね。

この記事を書いた人

獣医師 蒲原(小島)
大学の時に行ったエキゾチックアニマルのイベントがきっかけでヘビが大好きになりました。実際にヘビを飼育することで、犬や猫に加え爬虫類や他エキゾチックアニマルの診療を幅広くしたいという想いがより強くなっていきました。
獣医師としてまだ駆け出しですが、精一杯勉強して多くの患者さんの助けになれるよう頑張ります。

関連記事

  1. 原理から理解するヒーターの特徴

  2. カメの卵管脱手術

  3. 第2回ヘビのお迎え前に考えること

  4. ニシアフリカトカゲモドキの食欲不振

  5. ono ryunosuke1

    フトアゴヒゲトカゲの骨髄炎

  6. ヒョウモントカゲモドキのクリプトスポリジウム症

最近の記事

PAGE TOP