ついに夏の風物詩、大通公園のビアガーデンが始まりましたね。
毎年、これが始まるとようやく夏だ!という実感がわいてきます(いつも気づいた時には終わってしまいますが・・・)
今回は、ニシアフリカトカゲモドキのおこげちゃんのご紹介。
ニシアフリカトカゲモドキは、その名前の通り、アフリカの中西部に生息するヤモリの仲間。
ショップで見かける事も増えてきています。
おこげちゃん、食欲がない、とのことで来院されました。
自宅では下痢の症状もあるとのこと。
便検査を実施してみると、実に沢山の蟯虫の卵が発見されました(写真)。
は虫類の便検査で、寄生虫が発見された場合、他の動物と違って駆虫するかどうかを慎重に考える必要があります。
お腹の中の様々な生き物と共存している可能性があるため、無理な駆除をしてしまうと余計に体調が悪化する事があるのです。
本当にその寄生虫が身体に悪さをしているのかどうか?駆虫しても耐えられる健康状態なのか?
おこげちゃんの場合には、本来いるべきではない寄生虫であり、体調的にも駆虫をした方が良いだろう、という判断となりました。
ニシアフリカトカゲモドキはとても小さな動物。安全・確実な投薬のため院内で獣医師が投薬をします。
その結果、すぐに蟯虫はいなくなり、体調も改善。しっかりと餌を食べてくれるようになりました。
状態がおかしいことにすぐ気づいて、病院に連れてきてくれた事が良かったのでしょう。
元気になったおこげちゃん、これからも元気で、沢山かわいがって貰えるといいですね!
この記事を書いた人
- 動物病院は、飼い主様と一緒に、大切な家族である動物たちの幸せを考え、不安や苦しみを解消する場です。検査もただ行えば良いという訳ではありませんので、必要な理由をきちんとご説明した上で進めていきます。筋道を立て、とにかく分かりやすく説明する事には特に力を入れています。
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