わんちゃんのおやつ、本当に安全ですか?

みなさんこんにちは!
北海道の夏らしい暑さになってきましたね。
気温の高い日は人間も動物も熱中症にならないように気を付けましょう!

今回ブログに登場してもらうのは、このかわいいポメラニアンのリリちゃんです。
リリちゃんは先日、おやつの「ひづめ」を噛んでいて、右下顎の臼歯が折れてしまったという事で当院を来院されました。
歯が折れて歯髄が露出してしまった場合、そこから感染を起こす可能性があるので、抜歯が必要になります。
後日、全身麻酔での処置を行いました。

ポータブルのレントゲン照射装置を使って歯根の状態を確認した所、小さな歯根が確認されました。

専用の器具を使って抜歯していきます。

無事歯根を取り除く事ができました。

先日再診にもいらして頂いたんですが経過も良好のようです。

わんちゃんのデンタルケアとして与えられる事も多い牛のひづめですが、硬い物が多く、歯が折れてしまったり、長期間噛み続ける事によって歯が摩耗し、歯髄が出てしまうという事態になってしまう事があります。
他にもデンタルケア目的で与えられる物として、ロープ状のおもちゃなどもありますが、物理的に歯垢を取る機能としては良いのですが、ロープの繊維の中で細菌が繁殖しやすいので、こまめに洗ってあげる必要があります!

飼い主さんがわんちゃんのために、と思って与えている物で事故が起きてしまうのは避けたいですよね。
今わんちゃんに与えているおやつやおもちゃは安全なのか?
使っている物を今一度見直してみましょう!

この記事を書いた人

愛玩動物看護師 沢田
愛玩動物看護師 沢田
知らない環境では動物も飼い主様も不安な気持ちになる事も多いと思います。そんな不安な気持ちに寄り添い、安心して帰ってもらえるような看護を目指しています。飼い主様と動物が幸せに暮らしていくためのベストな方法を、いっしょに考えていきたいと思っています。

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