こんにちは、看護師上野です。
急激に寒くなり始め、院内でも風邪が流行っております。
皆さんも体調には気を付けてくださいね。
突然ですが先日、緊急で開腹手術をした猫ちゃんがいました。その子の名前は、「伊村ろく」ちゃん。
そうです伊村院長宅の猫です。
前日までは元気だったのに、夜中から何度も吐き、いつもは食欲旺盛なのにごはんを食べないという事で、レントゲン検査・エコー検査をした結果、エコー検査にて、このような画像が出てきました。
このクネクネしている部分は消化管なのですが、通常は真っすぐに映ります。
何らかの影響で、消化管がうねってしまっているのですが、このままでは壊死してしまったり、正常に機能しなくなる可能性もあるので、早速開腹手術をすることに。
すると、腸の中からこんなものが・・・(手術画像が出ますので苦手な方はご注意ください)
院長夫婦が気づかないうちに紐状の何かを飲み込んでしまったようです。
おもちゃの紐や糸などを誤って飲んでしまうと、今回のように消化管内に張り付きながら移動する事で大変危険な状態となります。
もし、ご自宅のわんちゃん、猫ちゃんが「嘔吐」「食欲不振」「腹部を痛がる」などの症状が出た時、
また、いつもある物が無くなっていて誤飲した事が疑われるときは、早急にその旨を動物病院にお電話でご相談いただいた上で、来院する事をおすすめいたします。
この記事を書いた人

- 院長を除いて唯一の男性スタッフです。大型犬の診察補助など、他の看護師では難しいけれど男性看護師だからこそできる事を常に考え、行動しています。大型犬だけでなく運動器疾患のある子、また飼い主様や他スタッフの手足となり、少しでも動物達が健康に快適に過ごせるよう、お力になれればと思っております。
最新の投稿
- 2021.03.19は虫類動物の分類について
- 2021.01.15犬わんちゃん・ねこちゃん予防の時期が近づいてまいりました
- 2020.11.15ハムスターハムスターの腸重積
- 2020.09.15犬お家でできる爪切り・肛門腺絞り