Love letter from HONG KONG

先日、ポックル動物病院に国際小包が届きました。
なんだろう・・・と開けてみると、このお手紙とお菓子と犬用おやつ。
ラブレターの送り主は3月に来院されたコーギーのDUDDちゃんの飼い主さんでした。

DUDDちゃんは、飼い主さんと香港から北海道旅行にきている時に重度の貧血でぐったりしてしまい、来院されました。
翌日に香港に帰国するということで、輸血で状態を改善させることに。
血液を採取したところ自己凝集反応が強くでておりIMHA(免疫介在性溶血性貧血)という病気が疑われました。
当院のぼたもちくんから輸血をすることになり、360mlの血液を輸血。10%だったヘマトクリット値が21%まで上昇しました。
ぐったりしていたDUDDちゃん、輸血後は少し元気もでたようで、なんとか予定のフライトで帰国することができました。blood transfusion in dog

IMHAは致死率も高く、継続治療が必要な病気。スタッフ一同、その後どうしたかな、と心配していました。
飼い主さんからの連絡によれば、香港でも有名な内科獣医師のところで治療を続け、一時はDIC(播種性血管内凝固症候群)という重態にも陥りながらも回復し、今は元気に飼い主さんと暮らしているとのこと。
DUDDぼたもちの血が役に立ってうれしい限りです。
もちろんぼたもちくんはこれくらいの血を抜かれてもなんのその。
お手紙を読んで聞かせ、香港製のおやつをあげたら大喜びしていました。

当院では今後とも外国人の飼い主さんの来院をお待ちしています!

One day on March, a Corgi, DUDD came to our hospital.
He was traveling with his owner from Hong Kong.
But he got sick because of terrible anemia.
We checked his blood and decided to perform blood transfusion from BOTAMOCHI.
DUDD’s condition was very bad, but after blood transfusion, it was getting better and he could go back to HK the next day.
We are worried about him after they went back, because IMHA is difficult disease to recover.Happy BOTA
But DUDD had recieved ICU care for more than 10 days, and recover from illness!
They sent us to letter and some gift, and BOTA was so happy to eat it.

Foreigner are welcome to our hospital!

この記事を書いた人

獣医師 伊村晶子
皮膚科認定の資格取得に向けて勉強中。子供たちに命の大切さを伝える活動もしています。ポックル動物病院も私自身も、動物と飼い主様のお力になれるようずっと成長し続けていきたいと思います。

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