季節の変わり目、動物も体調変化にご注意を

最近、朝晩はすっかり冷え込むようになり、夕方になると早くも陽が傾いて、秋どころか冬の気配を感じる季節になってまいりました。そして雪虫が大量発生してますね!毎年、いつの間にか現れていつの間にか姿を消すこの雪虫をひそかに楽しみにしているのですが、今年は楽しむには数が多すぎて残念な気持ちです…
体調を崩しやすい時期でもありますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか?

さて、この時期、体調を崩しやすいのは我々人間だけではありません。
夏の疲れがまだ残っていたり、昼間と朝晩の寒暖差、気圧・湿度の変化などがストレスになり、動物たちが体調を崩すきっかけとなります。

室内の温度や湿度を適切に管理する(諸説ありますが、冬場で犬は室温20〜22℃・湿度40〜60%、猫は室温21〜28℃前後・湿度50〜60%)、ワンちゃんであればなるべく気温の低い時間帯のお散歩を避ける(早朝や夜しかお散歩に行けない方も多いかと思いますのでその場合は洋服等で防寒対策を)、ネコちゃんであればブラッシングをして、換毛期の抜け毛を毛繕いで飲み込む量を少なくしてあげる…など、おうちでできるストレス軽減対策もあります。

なんとなく元気がない、いつもより食べるペースが遅い、便が軟らかい、回数は少ないが吐くなど、軽微な症状かつ一時的なものであれば、お家で安静にして様子を見るのもアリかと思います。
しかし不調が続く場合は、病気が潜んでいる可能性がありますので、受診をおすすめしたいです。
また幼齢や高齢の動物、持病のある動物は、体力や免疫力が不十分なことがあり、少しの不調が重症化することもありますので早めの受診をおすすめします。

この季節、普段以上に動物たちの様子をよく見て、小さな変化にも気付いてあげたいですね。
ただいま秋の健康診断キャンペーンをやっておりますので、皆様のワンちゃんネコちゃんの健康管理のひとつとして、ぜひご活用いただければ幸いです!

この記事を書いた人

獣医師 中村
獣医師 中村
出産を機に仕事から離れていましたが、また獣医師として動物と関われることになり、嬉しさと同時に身の引き締まる思いです。
動物と飼い主様の両方に寄り添った診療ができるよう、努めて参りますので、よろしくお願いいたします。

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