耳のお手入れ方法(犬)

今回は、お耳のお手入れについて、載せたいと思います。
ただお手入れといっても、問題がないお耳に関しては、実はそんなにする事はありません。
頭を振る事で、奥の汚れを手前に押し出してくれるからです。
もし耳垢が目に見える所にあったら、痒みやにおいが無ければ簡単に拭き取るだけで大丈夫です。

でももし、こんな様子が見られたら要注意です。
・頭をいつもより沢山振っている
・足で耳をいつもより多く掻いている
・真っ黒い汚れが出てきている
・耳の中が臭う
などいつもと違う様子が見られた場合、
耳のトラブルが起こっている可能性があります。
早めに動物病院を受診してください。

病院を受診後、自宅で耳道洗浄を指示されたら…どうやって掃除をしたらいいのか?
慣れていないと大変ですよね。
そんな時は、次の様に一つ一つ手順をふんでみてください。

1.ぬるま湯くらいに温めた耳の洗浄液を、数滴(犬種によります)耳道内に垂らします。

2.耳の根元を、数秒ほど親指と人差し指で優しくもみます。

3.手を離し、頭を振らせます。(病院では綿花で軽く耳栓をして、汚れが飛び散らない様にしています。ご自宅で耳栓が難しければ、お風呂場で実施すると、飛んできた耳垢のお掃除がしやすいです。)

4.奥から出てきた汚れを、目に見える範囲で拭き取ります。

5.上記1-4を、汚れに応じて何度か繰り返します。

6.洗浄が終わったら、いつものフードやおやつをあげてたっぷり褒めてあげてください。

奥の汚れがしっかり取れていると、写真のように耳栓をした綿花に汚れがついてきます。

<ご自宅でお掃除をする時の注意点>

  • 綿棒は使用しない
  • 耳毛は抜かない
  • 異常がある時は、自己判断で洗浄しない

立ち耳か垂れ耳かによって、汚れ具合やお手入れの頻度も変わってきます。
皆さんの愛犬のお耳はいかがでしょうか?
トラブルが無くても、日常のお手入れ頻度やお耳の様子が知りたいと言う方も、是非ご相談にいらして下さい。

この記事を書いた人

愛玩動物看護師 八柳
十勝出身、おしゃべり大好き、2児の母です。よろしくお願いします。

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