猫ちゃんのストレスサイン

こんにちは!暑くなる日が増えてきて、お出かけしたい欲が増してきている新岡です。

今回は、猫のストレスサインについて資料を読んだのでご紹介したいと思います!

猫ちゃんは繊細でストレスを受けやすい動物です。強すぎるストレスや持続的なストレスは、精神面や体調面に悪影響を及ぼしてしまいます。では、言葉を喋れない猫ちゃんたちのストレスをどうキャッチしていくのか?と考えた時、「ストレスサイン」に気づいてあげることがとても重要になります。

ストレスサインは、猫ちゃんのボディーランゲージをみるとよくわかります。言葉でみるとなかなかイメージが湧きにくいかもしれませんが、リラックスした状態〜重度のストレス状態までの4種類をあげてみます。

<リラックスした様子>
目を閉じて手足を伸ばしている、瞳孔が小さい。

<警戒や用心している様子>

耳が前を向いて頭を少しだけ下げ、緩みない姿勢やスフィンクスのポーズ。相手をじっと見る。瞳孔が開く。

<感情が高ぶり緊張した様子>
耳を横に開いてそらす。瞳孔は開いていて、しかめっ面。体の筋肉がこわばる。首をすくめて手足を縮め、背中を丸め縮こまった姿勢でうずくまる。

<極度の恐怖、不安状態>
・逃走
・じっと動かず固まる
・防御的攻撃(身を屈めるように毛を膨らませ、たわしのように毛を逆立てる。耳とヒゲは後方に向け、尾は体につける。威嚇発声「シャー」をする)
・攻勢的攻撃(尾を上げて背中は弓形になる前屈みの姿勢。尾は逆L字に曲げて、耳とヒゲを前に向ける。唸り声をあげる)

病院では、警戒や緊張した様子でくる猫ちゃんが多く見られます…
そのためキャリーケースなどにタオルをかけて目隠しをしてあげたり、待合室の一角や猫舎では、安心感を与えるフェロモンを出す「フェリウェイ」を使用して少しでも緊張を緩和してもらえるよう工夫をしています。

ストレスは行動にも現れます。遊びをしなくなり、攻撃行動や回避行動、固まる行動、緊張状態を緩和するための行動がみられるようになります。知らない人に突然擦り付けをしたり、闘争状態から突然地面にゴロゴロしたりと一見リラックスしたようにみえても場面に合っていない場合は、ストレスサインということがあります。
中程度〜重度のストレスでは、身体症状も生じることがあります。膀胱炎や嘔吐、過剰なグルーミングによる皮膚炎や脱毛、食欲低下、不眠などがよく見られます。

過剰なグルーミングによる脱毛

私の猫は、新入りの猫とうまく馴染めず嘔吐を繰り返し、血混じりの胃液まで吐くようになってしまったことがありました…。血液検査や超音波検査は特に問題なく、胃炎を起こしている原因として考えられるのはストレスでした。

ストレス要因をすべて取り除くのはなかなかできることではありませんが、猫ちゃんのストレスサインを理解して少しでも居心地良く過ごしてもらえるようしていきたいですね!

この記事を書いた人

新岡未結
新岡未結
6年間ペットショップに勤めていましたが、動物看護に携わりたいと考えるようになり病院で働くことに。飼い主様の不安に寄り添い、少しでも安心して動物を預けていただけるよう努力していきます。

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