皆さんこんにちは!
まだ8月なのに肌寒い日が多くて、北海道の夏の短さを実感している看護師沢田です。
少し前の話になりますが、ワクチンアレルギーについてのセミナーを受けてきたので、今回のブログはその事について書きたいと思います!
混合ワクチンといえば、ワンちゃん、猫ちゃんにとって重要な予防の一つになります。
混合ワクチンについてのブログはこちら
感染症の中には命に関わるような物もありますが、混合ワクチンを打っておく事で感染を予防したり、症状を軽く抑える事ができます。
しかし、中にはそのワクチンをうつ事でアレルギー反応を起こしてしまうコがいます。
さらに、そのアレルギー反応の程度によっては命に関わるような状態に陥ってしまう場合があります。
これをアナフィラキシーショックといい、非常に危険な状態です。
スズメバチの毒などで聞かれる事もあるこのアナフィラキシーショックですが、ワクチン接種の時は、接種から30分以内にぐったりする、歯茎などの粘膜の色が白くなる、嘔吐する、などの症状が起きてきます。
すぐに治療をしないと命に関わる場合もあります。
当院では初めて接種するコは院内で一定時間お待ち頂き、状態を確認して問題ないかチェックしてからお帰り頂いております。
その後も接種後1時間~12時間で多くみられる症状として、目や口の周りなどが腫れたり、かゆみが出たりする皮膚の症状や、下痢や嘔吐などの消化器の症状などがあります。
猫ちゃんの場合は発熱したり、元気がなくなるという症状が多くみられ、数日後に起こる事もあります。
そのため、もしアレルギーが出た場合当院で対処ができるように、ワクチン接種は通常診療の日の午前中の接種をおすすめしております。
よく、うちの子は何回も受けていて問題ないから大丈夫ですよね?と聞かれる事があるのですが、複数回受けていてもアレルギーは出る可能性がありますので、ワクチンを受けた後はお留守番などさせずよく様子を見てあげてくださいね!
アナフィラキシーはとても怖い物ですが、感染症から命を守るワクチンもとても大切な物。
皆さんに安心してワクチンを受けて頂けるように、今後も知識や技術を磨いていきたいと思います!
最後になりますが、私沢田は10月に第二子出産予定のため今週末から産休に入らせて頂きます!
産休、育休取得後復帰する予定ですので、復帰した際はまたよろしくお願い致します(*^^*)
この記事を書いた人
- 知らない環境では動物も飼い主様も不安な気持ちになる事も多いと思います。そんな不安な気持ちに寄り添い、安心して帰ってもらえるような看護を目指しています。飼い主様と動物が幸せに暮らしていくためのベストな方法を、いっしょに考えていきたいと思っています。
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