リクガメの膀胱結石

コロナウイルスで世間が騒がしいですが、ポックル動物病院はいつもどおり様々な動物さん達に来て頂いて、いつも通りですがドタバタしています。
病院の正面にあるお寿司屋さんや服屋さんにも少しずつ活気が戻ってきているようで、少しホッとしています。

今日の話題は、リクガメさんの結石症。
犬、猫だけではなく、カメさんにも結石症はしばしば発生します。
特にリクガメでは、膀胱結石がよく見られることが知られています。

このリクガメさん、バリーちゃんは、「最近いきんでおり、他の病院さんで看てもらったら結石がある」とご来院されました。
そのレントゲン画像がこちら。

矢印の所に見事な結石がありますね。
ここまで大きな結石が総排泄腔にあると、排泄も困難になりますし、何より本人にも違和感があり、息むようになります。

この位置の結石は、基本的に総排泄孔(お尻の穴です)から外科的に摘出していきます。
結石をまるごとは取り出せないため、実際は砕いては摘出、砕いては摘出、を繰り返すことになります。
その処置中の写真がこちら。

幸い、全ての結石を取り出すことに成功したバリーちゃん。
飲水量が少ないことが結石のリスクを上昇させますので、野菜類からの水分摂取や積極的な温浴をお願いして治療終了となりました。

どうしてもカメさんは症状を訴えてくれない分、異常に気づくのに時間がかかりがちです。
あれ、なんか息んでるかも?排便しづらそうかも?と思った時点でのご来院をお願いします。

 

この記事を書いた人

院長 伊村啓
院長 伊村啓
動物病院は、飼い主様と一緒に、大切な家族である動物たちの幸せを考え、不安や苦しみを解消する場です。検査もただ行えば良いという訳ではありませんので、必要な理由をきちんとご説明した上で進めていきます。筋道を立て、とにかく分かりやすく説明する事には特に力を入れています。

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