こんにちは、看護師の上野です。
先日の大寒波が過ぎ去り少しずつ温かくなってきた気がしますね( ^^)
季節の変わり目は体調を崩しやすいので皆さん気を付けて下さい。
話は変わりますが今日はバレンタインデーです。
男性の皆さんチョコレートはもらえたでしょうか?
ちなみに私はもう何年も貰った記憶がありません・・・笑
年に一回の楽しいイベントですが、動物を飼っている我々からすると注意しなくてはいけないイベントでもあります。
「チョコレート中毒」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
チョコレートという名前こそ入っているものの、中毒の原因となるのはカカオに含まれるテオブロミンと呼ばれる物質です。
人間が摂取すると覚醒効果のある物質ですが、犬や猫はこの物質を素早く分解することができません。
そのため蓄積されたテオブロミンが中枢神経にダメージを与え、中毒症状が出てしまうのです。
おもな症状としては、嘔吐・下痢・興奮・痙攣・不整脈・頻脈などがあげられます。
脈は見た目での判断、ご自宅での判断が難しいと思うので先に挙げた4つの症状が飼主様からすると分かりやすいかもしれません。
チョコレートのほかにもネギ類を食べる事で赤血球が破壊されてしまう溶血性貧血、歯磨き粉・ガムなどに含まれるキシリトールの摂取による低血糖、ブドウやレーズンに含まれる成分によって急性の腎不全が引き起こされてしまうなど人間が食べるものは量によって命にかかわるものが沢山あります。
日頃から動物たちの手に届く範囲、開けることができそうな場所にはこういったものは置かないように注意が必要ですね。
また、原因となるものを食べてしまった事が確実なときはもちろん、先ほど書いたような中毒症状が見受けられた時は早急に適切な処置をする事が大切ですので、気になることがあればまずはお近くの動物病院に相談をしてみましょう!
この記事を書いた人
- 2024年8月15日未分類うちの子大丈夫、、、?
- 2024年5月9日スタッフ初めまして。愛玩動物看護師の三瓶です!
- 2024年4月25日スタッフはじめまして、動物ケアスタッフの長谷川です!
- 2024年2月1日犬シニアわんちゃんの生活の工夫