皆さんこんにちは!
道内大荒れの天気で、重く湿った雪の除雪が大変ですね。
3月とはいえまだまだ寒く、ポックルでもこの冬は風邪が流行したり、体調を崩すスタッフが多かったです。
看護師沢田も長引く風邪でいつまでもゲホゲホ言っております・・・
厳しい寒さが続くと、動物も体調を崩しがちです。
ゴハンをいまいち食べない、くしゃみもしてるし風邪かな・・・?
もしそんな状況になっても、人間の風邪薬を動物に飲ませるという事は絶対にしないで下さいね!
薬局などで手軽に手に入る風邪薬ですが、その中には犬猫にとって中毒を起こす可能性のある成分がたくさん含まれているんです。
アセトアミノフェン、イブプロフェン、アスピリンなど、薬の裏側を見ると良く書いてある成分ですが、動物が摂取すると消化器症状や肝障害、腎障害などの中毒を起こしてしまいます。
例えばアセトアミノフェンの犬での中毒量は1kgあたり100mg、1錠に100mgのアセトアミノフェンが含まれている薬の場合、体重3kgのコだと3錠飲んでしまうと中毒を起こすという計算になります。
特に猫では犬よりも中毒発現量が少なく、アセトアミノフェンでは犬の半分の量で中毒を起こしてしまいます。
重篤な場合には死亡するケースもあり、より注意が必要です。
体重に合わせて飲ませればいいかな?など自分で判断せず、体調不良の場合は動物病院を受診するようにしましょう!
この記事を書いた人
- 知らない環境では動物も飼い主様も不安な気持ちになる事も多いと思います。そんな不安な気持ちに寄り添い、安心して帰ってもらえるような看護を目指しています。飼い主様と動物が幸せに暮らしていくためのベストな方法を、いっしょに考えていきたいと思っています。
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