カメさんの眼、腫れていませんか

こんにちは、股関節が痛い獣医師の蒲原です。どなたか良き筋トレのアドバイスがあればお待ちしております。

今回はカメの症例紹介です。

くりちゃん、3歳のクサガメです。

片目が腫れてきたということで来院されました。
写真の通りかなり腫れています。黄色いプラーク(≒膿)が眼球を圧迫しています。目が開かなくなってしまっているので、右目は見えていない状態です。

この診察日のちょうど1ヶ月ほど前には両眼の腫脹があり当院を受診。仮診断ビタミンA欠乏症として、ビタミンA製剤の筋肉注射にて治療を行い、腫れは改善傾向でした。その後片目だけ再度腫れてきてしまったとのことです。

そのため今回はビタミン欠乏だけでなく、感染性の眼瞼炎もあるものとして、眼球洗浄を行ってから抗生剤による治療を行いました。

2週間後の状態がこちらです

すっかり眼の腫れは治まり元通りになりました。

偏食傾向がある子・ペレットをうまく食べられない子はビタミンAの欠乏を起こしやすいです。そうすると眼瞼の炎症や、ハーダー氏腺という脂質を分泌する眼の器官に炎症が起き、眼が腫れたり赤くなったりして開けられなくなることもあります。
眼瞼炎自体は、ビタミンをしっかり摂れている子でも十分罹患し得る疾患です。免疫力が下がると細菌感染しやすくなるため、水温は25度を下回らないようにしたり、陸場の温度にも気を配ることが重要です。皆さん紫外線ランプ、毎年交換していますか?細かな環境設定を定期的に見直すことがたいせつです。

腫れてる?と感じたら受診を検討してくださいね!

この記事を書いた人

獣医師 蒲原(小島)
大学の時に行ったエキゾチックアニマルのイベントがきっかけでヘビが大好きになりました。実際にヘビを飼育することで、犬や猫に加え爬虫類や他エキゾチックアニマルの診療を幅広くしたいという想いがより強くなっていきました。
獣医師としてまだ駆け出しですが、精一杯勉強して多くの患者さんの助けになれるよう頑張ります。

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