わんちゃん、ダニの予防していますか?

最近日が長くなり夏の気配を感じてわくわくしている看護師の加藤です!(*^^*)

6月もそろそろ終わりそうですが、皆さん今年のわんちゃんへのマダニの予防は始めていますか?

今回トップ画像に載っているマダニは先月ぐらいに当院の患者さんのわんちゃんの血を吸っていたマダニです…( ;∀;)血を吸った後の姿でも1円玉と比べたら小さいですよね!

マダニは森や草むらの中や公園など、とにかく色々な場所に生息しているため、お散歩している間についてしまったり、場合によってはわんちゃん同士で移ってしまうケースもあり、ドックランなど不特定多数のわんちゃんがいる場所も注意しなければなりません。

わんちゃんがダニに寄生されてしまうと貧血やアレルギーを引き起こしてしまったり、中には人獣共通感染症といってわんちゃんから人に移って、飼い主様が重症熱性血小板減少症候群やライム病などにかかってしまうことも。場合によっては死に至る恐ろしい病気なので、わんちゃんと飼い主様のために予防をしっかりしていきましょう!またダニがついているのを見つけたら、動物病院でしっかりダニの頭が残らないよう取り除き、抗生剤を飲ませましょう。

当院には予防剤として経口タイプの駆除剤『ネクスガード』と液剤タイプの『フィプロスポット』の2種類ご用意しております。

 

 

 

 

『ネクスガード』はソフトチュアブルタイプで、牛肉風味の嗜好性が高いためわんちゃんが食べやすくなってます。もう1種類の『フィプロスポット』は背中の皮膚に直接滴下してもらうタイプです。

どっちにしたらいいのか悩む飼い主様もいるかと思いますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

経口タイプでのメリットは投与が簡単でシャンプーに制限がないところです。ただしマダニに血を吸われてないと駆除できないところがデメリットになります。逆に滴下タイプは血を吸われることなくマダニを駆除できますが、シャンプーに制限があったり、毛がべたついてしまうこともあります。これらを考えたうえで飼い主様が予防しやすいものを選んでいただけたらと思います!
なお北海道での予防期間は5月~10月まで、草がなくなる時期にはマダニもいなくなるので予防は必要ありません。

予防も大事ですが、万が一すでにマダニに寄生されているのを見つけた場合は自分で無理やり取ったりせず、まずは病院にご相談のお電話をくださいね(^^)/

この記事を書いた人

愛玩動物看護師 植松(加藤)
愛玩動物看護師 植松(加藤)
働き始めてからデグーの魅力にも気づき現在は猫4匹、デグー2匹と過ごしています。当院5年目に入りましたが現在わんちゃんや猫ちゃんのデンタルケアについて勉強中です。飼い主さんと一緒にホームデンタルケアを頑張っていけたらと考えておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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