今日から8月、暑くてアイスを食べまくっている動物看護師の成田です。今日は猫にも熱中症があるの?という疑問にお答えしたいと思います。
猫は犬に比べると比較的暑さには強い傾向にありますが、猫の熱中症は気付かないうちに進行し、命にかかわることもあるため注意が必要です。
また、猫は体調不良を隠すのも上手いため、人と同じような症状が出た時はすでに重篤な状態の可能性もありますので、猫の熱中症サインを見落とさないようにしましょう!
猫が熱中症になると次のような症状が見られます。
・口で呼吸をするようになる
猫の場合は口を開いて呼吸をすることはほとんどありません。極度の興奮時や呼吸機能の悪化、そして高体温時に起こります。
・震えや嘔吐、下痢をする
さらに熱中症が進むと震えや嘔吐や下痢、足元のふらつきといった症状が出ることがあります。
熱中症を防ぐポイントとして、
・エアコンなどで部屋全体を27度前後に維持し、扇風機やサーキュレーターなどで風通しを良くする
・水飲み場を複数用意し、水分を取りやすくする
・長毛種の場合、ブラッシングをしておく
などがあります。
万が一熱中症になった時どうすればいいのでしょうか?
動物病院に連れていくことはもちろんのこと、その前に自宅でできることをいくつかご紹介します。
保冷剤や氷を入れた袋をタオルに包み、首と脇を冷やしてください。太い血管を冷やすことで、循環する血液の温度も下がります。
また、濡れタオルで全身を包んで冷やしたり、風を送ってこもった熱気を逃すことも効果的です。
意識がはっきりとしている場合は水を飲ませてあげてください。
大切な猫ちゃんが熱中症にならないためにも、しっかりと暑さ対策をしてあげましょう!