ついに水たまりが凍るようになってしまいました。
特に腰の悪いわんちゃんは、滑る事で悪化することもあります。
あまりつるつるの所では走らせない様にしてください。
さて今回ご紹介するのは文鳥のこみねちゃん。
2〜3日前から、お腹が膨らんでおりいきんでいる様子があるとのこと。
来院時はいきむ様子が無くなっていましたが、触診では腹部に卵がありました。
卵の変形や、癒着がないかどうかレントゲン検査をしてみると、しっかりとした殻がすでにできあがっていました(写真)。
おそらく様子が気になっていた時点から、卵はお腹の中に入っていたと考えられます。
小鳥は、通常卵が形成されてから24時間以内に産卵します。
ですから、今の状況は「卵塞(卵づまり)」になってしまっているのです。
卵の位置が奥深く、すぐに摘出処置ができないと判断。本人には全く症状がないため、数日間経過を見ていました。
すると少し卵が下部まで移動してきたため、病院で卵の摘出を行いました。
その動画がこちら。
卵を、本人のいきみに合わせて少しずつ押し出していきます。
卵の一部がおしりの穴(総排泄孔)からみえた状態で、一部が癒着していたのかそれ以上スムーズに出てきません。
そのため、卵に穴をあけ中身を吸い出したうえ、卵管内で卵を割って取り出しました。
大変な処置を乗り越えたこみねちゃん。その後、追加の産卵はなく、発情しないよう環境を整えてもらっています。
こみねちゃんは症状がほとんどありませんでしたが、様子を見ると危険な場合もあります。
小鳥のお腹がふくれている場合、すぐに病院に連れて行ってあげましょう。
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- 動物病院は、飼い主様と一緒に、大切な家族である動物たちの幸せを考え、不安や苦しみを解消する場です。検査もただ行えば良いという訳ではありませんので、必要な理由をきちんとご説明した上で進めていきます。筋道を立て、とにかく分かりやすく説明する事には特に力を入れています。
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