尿検査で体の状態をチェックしよう!

皆さん、こんにちは!
一気に気温が上がりましたね。
制限の多い中ですが、できる範囲で北海道の短い夏を満喫したい看護師沢田です。
暑くなり始めは体の調整が追い付かず、熱中症になりやすいので人も動物も気を付けましょう!

昨今の事情でイベントなどはウェブやリモートでの開催が多くなりましたね。
学術セミナーなどもオンラインで行われる事が多いのですが、その中でも尿検査についてのウェブセミナーを受けたので、今日はそのお話をしたいと思います!

尿検査は動物に痛みを与える事なく簡単にできる検査ですが、とても多くの情報を得る事ができます。
膀胱や腎臓など泌尿器の疾患を調べるのはもちろん、他に糖尿病の指標や肝疾患、脂質代謝など全身状態のスクリーニングとしても有用な検査です。
また、UPCという尿中のタンパク濃度を調べる事によって、腎臓病を早期に発見する事もできます。
こちらは春と秋の健診オプションにもご用意していて、高齢で腎不全になる事が多い猫ちゃんに特におすすめしている検査です

採尿方法としてはいくつかあるのですが、一般的に飼い主様にして頂く方法は「自然排尿」という方法になります。
新品の紙皿や、しっかり洗った発泡スチロールのトレイ(お肉のパックなど)に尿を受けて採ります。
その後お弁当の醤油を入れる容器などに入れて持ってきて頂くと便利です。(これも中をしっかり洗ってください。)
採尿用のシリンジや尿を入れるスピッツ管は事前に当院でお渡しする事もできます。

わんちゃんの場合、お散歩の時に足をあげてしてくれる子だと採りやすいと思うのですが、おしっこはペットシーツでしかしない子の場合は、ペットシーツを裏返して、溜まった所を採ってもらうと良いです。
また、ウロキャッチャーという採尿用スポンジを使って採る方法もあります。

ウロキャッチャー 犬 猫 採尿

 

 

 

先端がスポンジになっているので、そこにおしっこがかかるように差し出して、染み込ませた状態のままで持ってきて頂ければ検査できます。

ただ、猫ちゃんの場合、排尿中に近づくと警戒して採らせてくれない子も多いかと思います。
その場合は病院に連れて来て頂いて、直接膀胱に針を刺す「膀胱穿刺」という方法で採る事ができます。
自然排尿や、トイレなどにした尿を持って来た場合、どうしても細菌が混ざってしまう事があります。
膀胱穿刺の場合は無菌的に短時間で採尿できるので、しっかり検査したい場合にはこちらの方法で採尿する事もあります。

エコー 超音波検査装置 ポックル動物病院

 

 

 

 

 

超音波で膀胱を確認しながら刺して採ります。

その他、尿道からチューブを入れる「カテーテル採尿」という方法もあります。
採れた尿はなるべく早めに検査するのが望ましいですが、難しい場合は冷蔵保存して持ってきて頂くようお願いしております。

適切に採れないと正確な検査結果が出ないので、どうしてもおしっこを採るのが難しい!という場合は一度ご相談くださいね。

この記事を書いた人

看護師 沢田
看護師 沢田
知らない環境では動物も飼い主様も不安な気持ちになる事も多いと思います。そんな不安な気持ちに寄り添い、安心して帰ってもらえるような看護を目指しています。飼い主様と動物が幸せに暮らしていくためのベストな方法を、いっしょに考えていきたいと思っています。

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