北小獣年次大会2018看護師セミナーに参加して

寒暖の差が激しいこの季節みなさん元気にお過ごしでしょうか(*^_^*)
当院では少し風邪が流行り気味ですね。鳥さんやうさぎさんも季節の変わり目体調崩す子が多めに来院されてます。
暖かくして過ごしましょうね~☺

そんな中ポックルスタッフは11月3、4日に開催された「北海道小動物獣医師年次大会2018」に参加してまいりました。
たくさんのセミナーを聞くなか、私が一番自分も試したくなる気持ちになった「ウンチ研究大前線!!」のお話をさせていただきたいと思います。
ウンチのお話と言いますか、腸内細菌についてのお話ですね。IMG_7965
腸内細菌はどこにいるか… 腸ですね。腸は人では最大の臓器と呼ばれています。
そんな身体の大部分をしめる臓器なら身体に及ぼす影響も大きいですよね。腸内環境をより良いものにするために注目すべきは腸内細菌です。
腸内細菌はお母さんから赤ちゃんにうつり、赤ちゃんに影響を及ぼします。昔は便秘になる赤ちゃんはほとんどいなかったそうですが、近年便秘の赤ちゃんが増えているそうで、お母さんの腸内細菌=最近の日本人腸内環境があまり良くないことが分かりますね。その背景には、日本人の食文化の変化、パンや粉もの(麺)を多く食すようになったことも影響があるようで、腸内細菌は大腸で炭水化物を食べて善玉菌へと育ちます。パンや麺は大腸までエネルギーとして残りづらいようで、大体が小腸で消化されてしまうようです。大腸まで炭水化物届けなきゃ~と思ったら、お米やお芋がいいらしいですね。
その大腸で育った腸内細菌は良くも悪くもなり、良いのもだと短鎖脂肪酸。悪いものは腐敗物質を作り出します。
短鎖脂肪酸にも色々種類がありますが、善玉菌によりたくさん短鎖脂肪酸を作ってもらうと便通改善、がん予防、免疫機能回復、脂質代謝改善などいいことが盛りだくさん。逆に悪玉菌が増えると肥満、糖尿病、アレルギー、うつ、シワ、肝疾患になるリスクが上がるなど悪影響が増えますね。

腸内環境を整えることで全身の健康も立て直すことができる、、食事って大事ですね。

そして、犬や猫も腸内細菌はほとんど変わらないそうで同じようなことが言えるわけです!
しかし私たちと同じく動物たちも食事だけで腸内細菌を良くするのはなかなか難しいですよね。そこでセミナーをしてくださった先生が長い研究で作り出した、100%生きて大腸に届く乳酸菌の紹介もありました。はじめから良い物を身体に届けることができたらそれってすごく素敵ですよね~

お腹が弱い、免疫力回復させたい、がん予防をしてあげたいというわんちゃん、ねこちゃんの飼い主様はご相談くださいね(*^_^*)

ポックル動物病院にも何種類かの乳酸菌製剤があり、動物種や症状にあわせて使いわけています。
これからも最新の情報を取り込み、新しい薬やエビデンスのある治療を提供していますので、お薬やサプリメントにお悩みの方もお気軽にご来院くださいね。

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