動物病院のこれ何でしょう?

久しぶりのこれ何でしょうシリーズ、今日はカメラのような機械ですね。
医療関係者でなければ、お目にかかることもないかと思います。

使い方は簡単。
対象に向けて、スイッチを押すだけ!
ピー!と長い音がしたら完了です。

IMG_1050

そうです。
これはポータブルのレントゲン装置なんです。

当院にはもともと、大型のレントゲン装置が設置されています。しかし、それだと手術中に撮影したい!となった時、わざわざレントゲン室まで連れて行かなければなりません。
そこでこのポータブルのレントゲン装置が活躍します。

写真の様に歯の根元を撮影することで、歯周病の進行度をチェック。抜歯をすべきかどうか、見るだけでは分からない部分まで丁寧に診断することができます。IMG_0037(写真が暗すぎて、画像だとよく分からないですが・・・)
また、骨折の手術中、骨やインプラントの位置を確認する事にも使えます。

さらに、当院では小型動物の診断にもお役立ち。
例えば、呼吸が悪い鳥さんや、ハムスターさんが来院した場合。撮影するためにも押さえなければなりません。場合によっては、押さえただけで呼吸が止まったりすることもあります。
そんな時、この機械があれば動物を無理に押さえる事なく、横からレントゲンを撮影することができるんです。

レントゲン検査は、診断には欠かせない検査なので、これからもこの機械にはガンガン活躍してもらおうと思っています。

この記事を書いた人

院長 伊村啓
院長 伊村啓
動物病院は、飼い主様と一緒に、大切な家族である動物たちの幸せを考え、不安や苦しみを解消する場です。検査もただ行えば良いという訳ではありませんので、必要な理由をきちんとご説明した上で進めていきます。筋道を立て、とにかく分かりやすく説明する事には特に力を入れています。

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