今日のトップ画像は、当院のかわいい患者さんチャンピオン・オブ・ザ ・ウィークに認定された、シマリスのちゃちゃちゃんです。
なんと可愛らしいお顔と仕草。当院には何匹かシマリスの患者さんが来院してくれていますが、写真を撮るのがとても難しく、何枚も連写してのベストショットです!癒し力、抜群ですね。
さて、今日の本題はマダニのお話。
今年の北海道は5月から夏のような暑さの日もあるためか、早くもマダニ被害が多発しています。
札幌市内、手稲区内の公園や河川敷からもマダニは発生しています。ここ数年の温暖化で北海道内での被害も増えているそうです。
マダニというとどんなイメージがありますか?
わんちゃん、ねこちゃんに付くマダニはどうして駆虫しなければならないのでしょうか?
マダニはわんちゃんやねこちゃんの皮膚のやわらかい所に寄生して、吸血します。
他の吸血昆虫とは違い、マダニはぎざぎざの歯を皮膚にしっかり食い込ませて、数日間にわたり吸血します。
血液を吸って大きくなったマダニに気づいても、慌てて引っ張ってはいけません。無理にとろうとすると、頭が皮膚に残った状態で体だけとれてしまい、傷口が腫れてしまうことがあります!そのためマダニに気づいたら、病院で取るのが安全です。
もっと怖いのが、人にうつる病気をマダニが運んでくることです。
ダニを介する病気は何種類かありますが、特に北海道ではライム病といわれる、細菌感染症に注意しなければなりません。
ではこんなマダニの駆虫にはどんなお薬があるのかというと・・・
当院では、首~背中に滴下するタイプのお薬(マイフリーガード)と、フィラリアの予防と一緒にできる錠剤タイプのお薬(パノラミス錠)をご用意しています。
どちらのお薬も、1ヵ月間効果が持続します。
これから秋まで、しっかりとマダニも予防して、安心してお散歩を楽しみましょう!
この記事を書いた人
- 皮膚科認定の資格取得に向けて勉強中。子供たちに命の大切さを伝える活動もしています。ポックル動物病院も私自身も、動物と飼い主様のお力になれるようずっと成長し続けていきたいと思います。
- 2024年8月24日犬犬アトピー性皮膚炎のアプローチ
- 2024年5月16日猫ねこちゃんに多い心臓病
- 2024年2月22日犬ポメラニアンの脱毛症
- 2023年11月13日猫猫ちゃんの尿石症