ハムスターの腸重積手術(手術画像・動画あり)

今週日曜日、3月12日は、開院2周年記念です!!
14時から17時まで、開院2周年イベントを行います。
待合室はカフェに変身します。飼育相談など、普段は聞けない事も気軽に聞いてください。
患者さんはもちろん、動物をまだ飼った事のない方も大歓迎です。プレゼントも用意していますので、是非足を運んで下さいね♪

さて、今回ははむこちゃんのご紹介。
おしりから何かがでている、との事で当院にいらっしゃいました。

おしりから出ていたのは明らかに消化管。
こういった場合、主には直腸脱なのか、腸重積なのかを探る必要があります。検査の結果からは、腸重積が疑われました。
腸重積とは、腸の一部が重なりあってしまう状態です。

ハムスターの腸重積は、かなりの確率で命を落としてしまうので迅速な手術が必要となります。手術を行っても生存率が悪いうえ、その後はもともとの原因である下痢の治療も積極的に行わなければなりません。

開腹してみると重責している部位が太くなっているのが分かります。IMG_0155
重積している部位を特定したら、慎重に元に戻していきます。今回は外科器具にて末端の重積を解除したのち、そっと押して重積を解除しました。

画面に向かって左側からにゅるにゅるとでているピンク色の腸管が、重積部位に入り込んでしまっていた部分です。
IMG_0163

初めは黒ずんでいましたがしばらくすると少しずつ血色が良くなってきました。

そのため、重積していた部位を温存してお腹を閉じ、手術終了。
手術の間は、骨髄から点滴をしつつ、心電図や血流計をつけて慎重にモニターしていましたが、幸い非常に安定していました。

麻酔からの覚醒は遅かったものの、その後は順調に回復してくれました。IMG_0164

このとおり!
大変元気になり、ほっとしています。

腸重積は下痢に続発して起こることが多いため、早めに下痢の治療をしてあげればこうなる前に予防できたかもしれません。
おかしいなと思ったら、すぐに相談して下さいね。

この記事を書いた人

院長 伊村啓
院長 伊村啓
動物病院は、飼い主様と一緒に、大切な家族である動物たちの幸せを考え、不安や苦しみを解消する場です。検査もただ行えば良いという訳ではありませんので、必要な理由をきちんとご説明した上で進めていきます。筋道を立て、とにかく分かりやすく説明する事には特に力を入れています。

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