エキノコックスとわんちゃんの関係

6月に入りだんだん暖かい日が増えてきましたね。夏が近づいているようでわくわくしている看護師の加藤です!

ところで、ここ最近よく野生のキツネが道路を渡っている姿を見かけることが多いなと感じていたのですが、とある新聞記事で札幌をはじめ道内の市街地や公園などで頻繁に姿を見せていると書かれているのをみかけました。その要因としては野良猫が減り、エサとなるネズミが増えたことにより人里の降りて住み着いているみたいです。とても可愛い姿をしているので、見つけるとほのぼのした気持ちになりますが、実は気をつけなければならないことがあります!

それはキツネにはエキノコックスとの関係がとても深いことです。皆さんはエキノコックスについて知っていますか?名前は聞いたことはあるけど、良く知らないという方が多いと思います。実はエキノコックスに感染すると大変なことになる危険性があります。

そもそもエキノコックスとは寄生虫(多包条虫)の名前であり、その幼虫は野ネズミに寄生します。そして寄生した野ネズミをキツネが食べることで体内で成虫になります。成虫になったエキノコックスがキツネの体内で卵を産み、それが糞と一緒に排出され、卵が混ざったその糞を別の野ネズミが食べて体内で卵が孵化する…と、このようなサイクルを生み出してるというわけです。ちなみに、キツネはエキノコックスが寄生しても特に問題ないですが、感染したネズミは仮にキツネに食べられずに済んだとしてもやがて死に至ります。なぜエキノコックスが危険かと言うと、動物の間だけでこの感染のサイクルが行われるのであれば問題ないのですが、実は人にも感染する可能性があるのです。

人に感染する経路としては口から入ってしまう場合があります。その原因としては井戸水にエキノコックスの卵が含まれていたり、キツネの手足を触ったりするなどして感染してしまうそうです。北海道で感染してしまった患者さんが多いのですが、全国でも見られるそうです。

エキノコックスに感染してエキノコックス症を発症した場合、重い肝臓機能障害を引き起こし、成人の場合は症状が数十年かけて現れたり、最悪の場合死に至ってしまうことがあります。

ですので、キツネが可愛いからといってむやみに近づいて触ろうとするのは危険です。あと食べ物をあげたりすると、人里にすみ着くキツネがより増えてしまいます。街にすみ着いたことにより交通事故で亡くなってしまうキツネが年々増えているのも事実ですので、お互いのためにも一定の距離間を大切にしましょう!

ところで今までキツネをメインにお話してきましたが、実はこのエキノコックスは寄生したネズミを食べることでわんちゃんにも感染することがあります!感染したわんちゃんはほとんど無症状ですが、大量に寄生してしまった場合は軽い下痢を起こしたりするそうです。ただ、わんちゃんに症状がなくても人に感染しますのでこの時期はエキノッコクスの対策も必要になります。

そこで当院に置いてある予防薬をご紹介します!

 

インターセプタ―というチュアブルタイプのお薬で、フィラリアの予防・犬回虫、犬鉤虫、犬鞭虫、瓜実条虫、多包条虫(エキノコックス)の予防をしてくれます。

よくご家族でキャンプに行かれたり、お外で遊ぶ機会が多い子は是非エキノコックス対策もしましょう!

詳しいお話が聞きたい方はスタッフに声をかけてくださいね(^^)/

この記事を書いた人

看護師 加藤
看護師 加藤
看護師としてまだまだ未熟ではありますが、飼い主様に気軽に声がかけてもらえるように日々のコミュニケーションを大事にし、飼い主様と大事なペットちゃんが幸せな生活を送ることができるように少しでもお力になれればと思っています。

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