わんちゃんのニキビダニ(毛包虫)症

今日は子犬ちゃんや免疫力の弱い子に発生しやすい皮膚病をご紹介します。
ニキビダニ、別名を毛包虫といい、毛穴の中に寄生します。

産まれて2~3日のうちに母犬から移行する寄生虫で、皮膚免疫が不十分だと増殖して、かゆみ、脱毛、フケ、ぶつぶつや膿疱など様々な症状を起こします。
特に子犬ちゃんでは珍しくない皮膚病なので、上記のような症状があれば検査をします。

毛穴の中のニキビダニを見つけるのは簡単ではなく、検査すれば100%見つかるとは限りません。
いくつか検査法がありますが、皮膚をつまんで絞り出すようにしてセロテープを張って顕微鏡でみる検査、毛を抜いて顕微鏡でみる検査、金属の小さじで皮膚をこすり取るようにして取れたものを顕微鏡でみる検査などで、この写真のように発見されます。

ニキビダニはわんちゃんの皮膚に常在している寄生虫なのですが、症状を起こしている部位から見つかる時は過剰増殖していると思われるので、駆虫をします。
今回写真を使わせてもらった子たちは3匹とも、1~2回駆虫薬を飲んでもらい回復しました。

ニキビダニはうつるの?という質問をよくいただきますが、人にうつる病気ではありません。
以前ハムスターのニキビダニ症のブログを書きましたが、ニキビダニは宿主特異性があると言われているので、違う物種に感染することはありません。またわんちゃん同士でも、常在する寄生虫ですので、その子自身の免疫力があれば過剰増殖することはありませんので、元気な子は問題ないでしょう。

病気で免疫抑制剤を使っている子やシニア期で免疫の低下が心配される子にもおこりやすい病気なので、心配な症状がありましたらご相談くださいね。

この記事を書いた人

獣医師 伊村晶子
皮膚科認定の資格取得に向けて勉強中。子供たちに命の大切さを伝える活動もしています。ポックル動物病院も私自身も、動物と飼い主様のお力になれるようずっと成長し続けていきたいと思います。

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