おうちでのシャンプーのコツ、教えます!

こんにちは!看護師の阿部です。
今回は、ワンちゃんのシャンプーについてお話します。
以前のブログ『わんちゃんの正しいシャンプーできてますか?』にも書いたようにわんちゃんの肌は㏗が違うので人用のシャンプーは使わない、またシャンプーを直接かけてゴシゴシこすらない、などいろんな注意事項があります。

そこで今回シャンプーの仕方・コツを、ポックルトリマーの植村さんに聞いてみました(^^)/
今日はトリミングにきてくれたトイプードルのおじゃるちゃんをモデルにお話していきます。

まずは毛玉がないか確認しましょう。毛玉がついたまま洗ってしまうと毛玉が締まってしまい皮膚にダメージを与えたり、わんちゃんも痛みを感じてシャンプーが嫌いになってしまうことも。
普段ブラッシングをしている子であればシャンプー前には軽く梳くといいでしょう。熱心にスリッカー等でブラッシングをしすぎると皮膚が傷つくので適度にしてください。

次にシャンプーです。まず、体をぬらし最後に顔を濡らしていきます。温度は犬の体温(38度)以下がおすすめです。
毛だけでなく皮膚まで充分に濡らしてから、シャンプーを付けていきます。この時シャンプー剤を直接体につけるのではなく、できるだけ細かく泡立ててから体につけましょう。
当院では、桶にシャンプー剤を入れてスポンジで泡立てています。泡立てネットやペットボトルを使う方法もあります。
シャンプー剤によってはお湯で薄めてから使用など書いている場合があるので注意してください。また薬用シャンプーは濃度が重要な場合もありますので、薄めすぎにも注意が必要です。
そしてまんべんなく体に泡をつけ、軽く優しく皮膚を傷つけないように洗います。その後は、シャンプーが残らない様に優しくシャワーで流していきます。
ちなみに当院では、ワンちゃんの皮膚を傷つけない様、できるだけ短時間で泡シャンプーを4回しております。

シャンプーが終わったら次にコンディショナーかリンスをつけましょう。
この時も直接かけるのではなく少量のお湯と一緒に体全体をかけ流すようにしてください。その後はしっかりシャワーで洗い流しましょう。残したまま乾かしてしまうとすぐに毛がべたついてしまい、皮膚にも影響がでてしまいます。
そのあとは、乾燥しがちな冬は保湿剤の使用がおすすめです。当院ではかけ流すタイプの保湿剤を使っているので、コンディショナーを洗い流した後の最後のタイミングでつけてあげます。スプレータイプの保湿剤でしたら、乾かしたあとに使ったり、日々のブラッシングの時にも使っていただくのもおすすめです。

さてシャンプー後は、乾かします。この工程がいやがるワンちゃんも多く一番難しいかと思います(;O;)
乾かし方は、ドライヤーをあてながらスリッカーやコームで梳かしながら乾かします。

この時、皮膚に長時間同じ所に当て続けないこと・毛の根本から乾かしていくことがポイントです。
乾き残りがないように、尻尾からや足先から体、最後に顔と乾かしていくといいと思います。顔にドライヤーが嫌いな子もいますので出来る限りストレスのないように乾かしていきましょう。
しっかり乾かさないと皮膚にべたつきがでて臭いを放ってしまうこともあります。

シャンプーするにも一苦労…洗うのは出来るけど乾かすのが難しい…などそれぞれのワンちゃんにお悩みもあるかと思います。ワンちゃんのシャンプーの頻度はその子の皮膚のコンディションによっても、また季節によっても変わってきます。うちの子の皮膚の健康を守る為に、まずは飼い主さんがしっかり観察してお手入れしてあげましょう。
体をよく掻いている、皮膚がべたついている、どのシャンプーがいいかわからない、洗っても臭いがするなど聞きたいこと困っていることがございましたらご相談くださいね。

今回写真を撮らせて頂いた可愛いおじゃるちゃん、ありがとうございました!

この記事を書いた人

愛玩動物看護師 阿部
愛玩動物看護師 阿部
ポックル動物病院ではいろいろな動物を診るので、その動物にあった治療の手助け(補助)が出来ればと思います。飼い主さんが不安な事やわからない事などを気軽に話せるような看護師を目指しています。

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