こんにちは、看護師上野です。
最近は大雪が降ったと思ったら突然暖かくなったりと、不安定な天気が続いていますね・・・
インフルエンザも少しずつ流行ってきているようなので皆さん気を付けてくださいね(^^)
さて今回は、動物たちの血液型についてお話ししたいと思います。
皆さんご存知の通り人間の血液型は大きく分けてA型、B型、AB型、O型の4種類です。
ちなみにポックルスタッフはA型が3人、O型が2人、B型とAB型が1人ずつなので丁度日本人の割合にぴったり当てはまっていました!
では、わんちゃんや猫ちゃんの血液型は何種類あるのでしょうか。
猫ちゃんは人間と似ていて、「AB式」と呼ばれるA型、B型、AB型の三種類で構成されています。
一方わんちゃんは10種類以上もの血液型があるのです!
DEA(Dog Erythrocyte Antigen=イヌ赤血球抗原)という分類がされており、今も研究が続いているためこれから20種類、30種類と増えていくかもしれないですね。
輸血や供血の経験がある飼い主様は少ないと思いますが、人も動物も合う血液型、合わない血液型が存在します。
血液型が適合するかどうかを調べる際に「クロスマッチ試験」という検査をするのですが、お互いの血液が合わないと血液が固まってしまうのです(左が正常な血液、右が赤血球が固まってしまった血液)
残念ながら、わんちゃん・猫ちゃんの血液型を調べる方法はまだ確立されていません。
当院では院長の家の猫2匹と大型犬1匹がドナーとして活躍していますが、もちろん血液型が合わないことがあります。
ぼたもちくんの輸血ブログはこちら
血液の作れないショコラちゃんの闘病ブログはこちら
このように急に貧血になる病気もあれば、だんだんに進行する病気もあります。
食欲がない、いつもより元気がない、歯茎や下の色が白っぽいなどの症状が診られた様子を見ずにすぐ動物病院へ連絡をしてみましょう!
この記事を書いた人

- 院長を除いて唯一の男性スタッフです。大型犬の診察補助など、他の看護師では難しいけれど男性看護師だからこそできる事を常に考え、行動しています。大型犬だけでなく運動器疾患のある子、また飼い主様や他スタッフの手足となり、少しでも動物達が健康に快適に過ごせるよう、お力になれればと思っております。
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