ついにトンガ動物診療記、雑誌に掲載

開業の前にどうしてもやりたいことがありました。
海外で獣医の仕事をしたい!という夢です。
しかし海外で日本の獣医師免許は通用せず、英語で国際免許を取る試験を受けなければならず、その壁はとても高いものでした。
そこで、海外で獣医のボランティアができる青年海外協力隊に応募してみました。

南大洋州のトンガという国は、獣医がいない国。そのため、長期滞在してくれる獣医のボランティアを募集していたのです。
そんな内容に一目惚れ。イメージはDr. コトー獣医版。それまでトンガがどこにあるどんな国かも知らずに応募しましたが、ご縁があり合格通知が届きました。こうして2011年9月~2013年9月までの2年間、トンガ中の豚、牛、馬、犬、猫、鶏、来るモノ拒まず、やりたい放題(笑)、診療してきました。

そして先月のこと。トンガでの活動が、養賢堂『畜産の研究』11月号に掲載されました。
http://www.fujisan.co.jp/product/1627/b/1097378/#conetnts_area

IMG_0812トンガでの生活はサバイバル!虫と闘い、ネズミから食糧を守り、サイクロンがくればロウソク生活、屋根からの水でシャワー。
国民性も正反対!食事大好き、歌大好き、手術中でも笑わそうとしてくる、仕事やお金より宗教や家族を大切にする、日本人好きなトンガ人。

帰国して改めて日本の動物病院を訪れると、よくあんなP1070465豚の歩くトンガサバイバル診療していたな、と思いますが、どんな環境でも診療する能力が鍛えられた気はします。ポックル動物病院は、たぶん日本唯一、トンガ語で診療の受けられる動物病院となることでしょう。
もっとトンガのこと、海外の獣医事情を聞きたいという方、ご来院の際はぜひお声かけください。嫌という程、お話させていただきます!

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