うさぎさんもダニに注意!

湿度の高い日が続く北海道、布団を天日干ししたい獣医師の谷です。
この時期は布団のダニが気になる方も多いのではないでしょうか?

今回はウサギに感染するダニ、その中でも最も一般的なウサギツメダニの話をしたいと思います。
ツメダニは成虫で体長約0.3〜0.5mm程度の小さなダニです。目を凝らしてやっと何となく見えるかな?といった大きさですね。
ウサギにおいては、ストレスや免疫低下、不十分なグルーミングから発症するケースが多いとされています。
首〜胸にかけての背中側に症状が出る場合が多く、脱毛やフケ、痒みが気になって受診されることがあります。
動物病院では、症状が出ている皮膚・被毛からセロハンテープで採材し、顕微鏡で検査をします。これは当院で先日ウサギさんから検出されたツメダニの顕微鏡写真です。

ツメダニ症のウサギは駆虫薬を中心に治療します。
ここでツメダニの厄介な点が、ウサギだけではなく犬・猫などの他の動物、さらに人にも感染することです。感染経路は接触感染といって、罹患している動物との触れ合いによって他の動物への感染が起こります。そのため、罹患したウサギのお世話をする際や、一緒に他の動物さんを飼われている場合は、スキンシップやお世話後の手洗いなどに注意が必要です。

ウサギの皮膚疾患は、今回紹介したツメダニ以外のダニやノミといった外部寄生虫や細菌、真菌の感染が関わるものや、飼育環境に由来するもの、他の疾患と関連するものなど様々です。このようにウサギの皮膚疾患は原因が複雑に関係する場合があるので、定期的な健康診断などもご検討ください。
飼育環境や食餌内容に由来するものに関しては予防が可能な場合があるので、大切なペットちゃんにとって快適な生活環境を整えてあげましょう!

この記事を書いた人

獣医師 榮藤
ハムスターを飼っていたことから、エキゾチックアニマルの診療を行う獣医師になりたいと考えるようになりました。大学在学中にはすっかりモルモットの虜となり、現在は2匹のモルモットとともに暮らしています。
動物たちと飼い主様に寄り添う獣医師になれるよう、日々精進してまいります。

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