SDGsへの取り組み~動物病院としてできること~

皆さん、SDGsという言葉をご存知でしょうか?
私もそうでしたが、何となく耳にしたことはあるけどよく知らないという人も多いかもしれませんね。
以前のブログでも紹介したかもしれませんが、ポックル動物病院にはクレドがあり『人と動物と地球を守る』という、小さな動物病院のくせに(笑)壮大なスローガンを掲げています。
動物病院の本業は、目の前の動物の病気を治すこと、飼い主さんに安心してもらえるよう努めること、それに全力で取り組むのは当然のこと。でもそれだけじゃダメなんじゃないか、さらに先を見据えて地球全体や未来のためになる病院でなければということで決めました。
そこから最近SDGsの本に出合いました。SDGs=持続可能な開発目標って、小さな動物病院には関係ないと思っていたのですが、この本を読んで小さな企業でも、個人でもできることからやればいいんだということを知りました。

まずSDGsを簡単に説明します。
この目標は誰が何のために定めたかというと、2015年の国連サミット(世界中の国)が定めた、世のため、人のため、自分のため、子孫のための目標です。具体的には17個の目標があるのですが、経済・社会・環境の3要素が調和した世界を目指そう!という内容です。
地球では様々な問題が起きていて、SDGsが達成されないと、温暖化の進行や生物多様性喪失などの環境問題、貧困やハラスメントなどの社会問題、経済危機などの問題が悪化してしまうため、それを見据えて国連で2030年までに達成できるよう定めたのです。

さて、そんな世界目標に対して動物病院として何ができるのか。
先日、スタッフ全員でまずSDGsを理解してもらうミーティングをしました。
そこで話し合われたポックル動物病院が取り組めそうなアイディアをご紹介します。

まずペットを飼っている人が安心して住み続けられるよう、動物病院としてサポートできるように。また今後についても、この地域に長期的に動物医療を提供していけるよう努力していきたいと思います。

病院というのは排液が出たりプラ製品が多量に使われるのですが、それを少しでも減らせるよう、かつ衛生レベルは落とさないよう院内で使用するものの見直しも行っています。また電気やガス、水や紙などの資源の無駄遣いがないよう努めたいと思います。
洗濯や洗い物も多くでるので、洗剤の見直しを行い、環境に優しく、動物の排泄汚れもしっかり落ちる洗剤を比較検討中です。

これは主にスタッフのための目標にはなりますが、女性スタッフの多い職場なので、産休育休などが取りやすい環境を整えたり、男女ともに積極的に学会等に参加したり、イキイキと働けるような病院を目指しています。

廃プラ問題は海洋生物を汚染し、魚や水鳥の命に関わるだけでなく、私たち人間の健康被害にもつながります。
こちらはすでに飼い主さんにもご協力いただいてますが、エコバック持参やボトルの再利用を推進しています。
詳しくはこちらのブログもご覧ください。

現在は紙のカルテを使用していますが、電子カルテの導入を進めています。
また経理関係で使用する請求書や領収書などの書類も電子帳簿保存の申請を進めており、紙資源の使用量を減らせるよう取り組んでいます。

ひとつの病院では小さな貢献にしかならなくても、このようなブログで情報発信したり、協力してくれる人を増やすことで、大きな力につながっていくということ。飼い主さんや取引先や製薬会社など、同じ考えの人と協力していきたいと思います。
待合室の図書コーナーにもSDGsや環境に関する本を置いているので、ぜひ手に取ってみてください!

ポックル動物病院の移転先も着々と工事が進んでおり、そちらにも環境に配慮した構造が取り入れられています。
次回はそんな新病院について、ブログにしたいと思います。

この記事を書いた人

獣医師 伊村晶子
獣医師 伊村晶子
ポックル動物病院が、地域の人に愛される病院となっていけたら嬉しいなと思っています。ポックル動物病院を通じて、動物のため、そして飼い主様のためにお力になりたいです。

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