獣医師国家試験ってどんな試験?

先月はポックル動物病院に6歳の女の子が『何でも診れる獣医になりたい』と実習に来てくれました。
当院ではこれまでもたくさんの実習生がきましたが、6歳で夢が決まっているなんて立派ですね!
診察や入院の子の処置を真剣に見ていました。
今でも子供のなりたいランキング上位に獣医師があがっているようで嬉しいです。
獣医師の仕事は外から見えるイメージ通り楽しいこともあれば、辛いこともあります。
でもそんなお仕事を知ってもらいたいので、ポックル動物病院では年齢にかかわらず実習生を受け入れています。
3月10日のイベントでも動物のお医者さん体験コーナーを設置しているので興味のある方はいらしてくださいね!jissyuu
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さて、獣医師として動物の診療をするためには国家試験に合格しなければなりません。
今日と明日は年に1度の獣医師国家試験なんです!
東京、札幌、福岡とたぶん今年も全国3か所に、獣医学部6年生と国家試験浪人中の受験生が1000人以上集まっていることと思います。
もう私たちが受験したのは10年以上前になりますが、2日間で膨大な量の試験問題を解くので本当にへとへとになります。
記述式ではなく選択問題なので、ひたすらに読んでマークをしていくのですがちょっとした引っ掛けもあるので集中力も必要です。
しかし学生生活6年間の集大成だ!と張り切って挑んだのを毎年この時期になると思いだします。
そして勉強も長期間にわたるので終わった後の解放感はサイコーだったのも想い出のひとつです。

さて、獣医師になるためにはどんな勉強をするんでしょう?
まず低学年では解剖学、生理学、生化学など、体の基礎となる仕組みを学びます。
それをベースに薬理学、病理学、伝染病学、免疫学など病気の理論が入ってきます。
そこからやっと内科学、外科学、繁殖学など、各種動物の病気の各論を学んでいきます。
さらにちょっと意外かもしれませんが、公衆衛生学、魚病学、獣医法規といった科目もあります。

なかなか科目の名前だけではイメージがわかないかもしれませんが、とにかく覚えることがたくさん!
各科目に2~5cmの厚みのある教科書があり、出題範囲はその教科書20冊分くらいでしょうか。
特に解剖や病気については犬、猫、牛、馬、豚、鶏などそれぞれの動物について覚えなければならず、人の医者になるより大変なんじゃないかと思うほど。
ちなみに当院で日々診療しているハリネズミ、ハムスター、セキセイインコ、デグー、チンチラ、フェレットなどの事は学校ではほとんど学びません!
しかし多くの受験生が長年獣医を目指して頑張ってきた人たちので、当然この日のために必死で勉強します。
勉強は大変ですが、大学受験との大きな違いが同級生がみんな同じ方向を向いていることです。
誰かが落ちれば自分が受かるという試験ではないので、みんなで情報共有して励ましあって勉強します。そのためか同級生とは今でも交流がありますし、きっと一生のお付き合いをするくらい深い絆がうまれるなんていうのもよくあるんじゃないかなと思います。

そんな獣医師国家試験の合格率はどれくらいだと思いますか?
なんと新卒では90%が合格するんです。
体調さえ整えて力を出し切れれば、きっと大丈夫!
それはわかっているのだけど、この試験で4月からポックルで一緒に働いてくれる仲間が増えるかどうかがかかっているので、いつもに増してソワソワと国家試験のことを考えてしまうのでした。

やっと暖かくなりわんちゃんの散歩タイムが少しずつラクになってきた手稲。
まだまだいつもの公園は雪深いですが、雪が大好きなぼたもちくんはウキウキ♪今日のトップ画像は奇跡のキメポーズを撮らせてくれた1枚です。
ぼたもちはもちろん裸足で雪に入ってもへっちゃらですが、毎年この時期は、わんちゃんにはかせる靴下や靴を飲み込んじゃった!という子が来院されますので、お散歩ではかせた靴はすぐ届かない所に片づけてくださいね!
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この記事を書いた人

獣医師 伊村晶子
獣医師 伊村晶子
ポックル動物病院が、地域の人に愛される病院となっていけたら嬉しいなと思っています。ポックル動物病院を通じて、動物のため、そして飼い主様のためにお力になりたいです。

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