小動物専用CTを導入しました

これまで見えなかった病変を見えるようになります

CT検査、といえば、多くの方が分かると思います。
体の断面を映し出すことができるため、レントゲン検査よりも詳細に病気を調べることができます。

特に、ウサギさんやげっ歯類の歯の病気や、鼻の病気では細かい病変を確認する事ができるため、より根本的な治療を行えるようになります。
通常CTの検査装置は、人間用のものを使用しているため、ワンちゃん・ネコちゃんくらいまでであれば大丈夫なのですが、小型の動物(例えばハムスターやセキセイインコなど)になると画質の問題で細かい部分までは検査できませんでした。

当院で導入したCTは小型動物専用のため、これまでは評価できなかったような超小型動物のCT検査が可能になります。全身麻酔が必要になるケースが多いのですが、撮影自体は5〜10分程度で終わるため、動物たちの負担も最小限となります。

トップの写真が、当院で導入したCTです。写真では分かりづらいですが、通常のCTにくらべかなり小さいのが分かりますでしょうか?



実際に撮影した画像をいくつかご紹介したいと思います。
こちらは食欲不振に悩まれていたモルモットちゃん。歯が伸びているのは、口の中を覗けば診断できるのですが、歯の根元がどこまで伸びているかは分かりません。
そこでCT検査を実施してみると、このような画像が撮影できます。

向かって左下の歯の根元が、下顎の骨からとびだしているのが分かりますね。

3D画像にすることもできますので、実際に手術をする際に、確実な手術が可能になります。
(下のリンクからご覧頂けます。こちらの画像のほうが、飼い主さん達には分かりやすいのもメリットです。)

https://youtube.com/shorts/qwxdwTqekRM



こちらは呼吸困難で来院されたリスさんの画像。
画像でいうと真ん中の右側、心臓の横に大きな腫瘤(若干白く見える部分です)があり、そちらが肺を圧迫しているのが分かります。



そして当院のアイドル、デグーのころちゃんの頭部の画像がこちら。
小さい動物でも、細かい所までしっかりと評価できるのが分かりますね。



このCTは、小さな子達の病気をきちんと診断したい!というポックル動物病院としての理念に沿って導入しました。
もちろん、検査機械だけでは動物たちはよくなりません。札幌の、北海道の、小さな動物たちの病気を今よりも少しでも治せるようにこれからもまだまだ勉強です。

この記事を書いた人

院長 伊村啓
院長 伊村啓
動物病院は、飼い主様と一緒に、大切な家族である動物たちの幸せを考え、不安や苦しみを解消する場です。検査もただ行えば良いという訳ではありませんので、必要な理由をきちんとご説明した上で進めていきます。筋道を立て、とにかく分かりやすく説明する事には特に力を入れています。

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