動物病院の大晦日~2017振り返り~

今年も残すところあと数時間となりました。
ポックル動物病院の年末年始は、1年で一番忙しい時です。
診察は午前中しかやっていませんが、年末年始お休みする動物病院が多いため、患者さんが遠くからもたくさんやってきます。
治療を継続しなければならない子もいますが、急患で運ばれてくる子や初診の患者さんも多いので普段より緊張感があります。
スタッフはいつもより少ないけれど、検査をする子、処置をしなければならない子、お薬を待つ子などがたくさん…そして朝と夕方にはたくさんのお預かりの子たちお世話。
今年も病院で年越しをする子は、犬、猫、うさぎ、チンチラ、ハリネズミ、サバンナモニター(爬虫類)と各種そろっております。
もちろんホテルだけではなく、重症で入院している子もいるので気を抜けません。
開業から今年で3年目の大晦日。
動物病院は休日当番が決まっていたりするわけではありませんので、こんなに大変な年末年始はもうやめようかと毎年思うのですが、要望がありますし、やりがいもあるので何となく続けてしまっています。
そして今頑張った分、1月中旬(今年は17日~22日まで)に連休をいただくのを楽しみにスタッフも頑張ってくれています。

さて大晦日ということで、ポックルの今年を振り返ってみると、去年よりさらに患者さんも増えて、予約優先診療ながらもお待たせしてしまうことが増えてきてしまいました。2月には院内に体調不良の嵐が起こり、院長もインフルエンザにかかったり…来年こそは予防を徹底して免れたいものです。
3月には開院2周年イベントをしたり、4月には院長がハリネズミの診療でテレビデビューしたり。9月には獣医師会のイベントで動物画コンクールの担当もさせていただきました。
院長は動物看護士を目指す学生さん向けに半年間、エキゾチックペットの看護学の講師も務めました。
冬に入ると体調を崩す小動物が増えたり、開院当初から通ってくれていた子が数件続けて亡くなり、スタッフ一同寂しさにふけることもありました。
レーザー治療機、超音波画像診断機、ポータブルレントゲン、動物用ICU、小動物対応の血液検査の機械など、より診断を正確にできるよう、より動物に優しい治療ができるよう医療機器もレベルアップしました。そして院長も看護師もたくさんの学会やセミナーで知識を得ることができました。
もちろん当院の患者さん全員が元気になったわけではありませんが、少しでも救える命が増えるよう、飼い主さんと動物たちのお力になれるよう、来年もスタッフ一同、力をあわせて頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします!

最近ブログに登場していないポックルファミリーの動物たちですが、酉年→戌年ということで、鳥代表のキンカチョウのごまちゃん&のりちゃん(トップ画像)、そして犬代表のぼたもちくんの写真を載せて締めくくりたいと思います。それでは皆さん、よいお年をお迎えください。b

この記事を書いた人

獣医師 伊村晶子
皮膚科認定の資格取得に向けて勉強中。子供たちに命の大切さを伝える活動もしています。ポックル動物病院も私自身も、動物と飼い主様のお力になれるようずっと成長し続けていきたいと思います。

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