もうすぐ6月、暑くなる日も増えてきましたね!暖かくなってきて、お散歩に行くのが気持ちいい季節になりました。
この時期くらいから、わんちゃんとお外に出る時気になるのがお散歩コースの草に潜む「マダニ」です!
今年も5月中旬から当院にやってきております。どこにいるかわかりますか??
黒いポチッとしたものがほっぺに、、!
専用のマダニキャッチャーで掴むと、吸った血で体がパンパンになったマダニが無事取れました。
もんじろうちゃん、頑張りました!!
プログでも何度も紹介していて、みなさんご存知かもしれませんが、噛まれないように予防が必要なのにはちゃんと理由があります。
マダニの唾液でアレルギー性皮膚炎を起こしてしまったり、大量に寄生された場合は貧血になってしまう恐れもあります。
それだけではありません!マダニは様々な感染症を媒介します。そしてそのほとんどは人獣共通感染症といって、人にもうつってしまう感染症です。少しご紹介したいと思います。
マダニが媒介する感染症の一つとして「ライム病」があります。
ボレリアという細菌をマダニが媒介して感染します。
犬の発症はまれですが、発症した場合は関節炎や体重の減少、食欲減退、発熱などの症状がみられます。
他にも、「重症熱性血小板減少症候群」という感染症があります。
発熱や嘔吐・下痢などの消化器症状がみられ、白血球減少症、血小板減少症などが伴うこともあります。この感染症は治療法がなく、対症療法しかありません。ですので、予防がとても大事になってきます!
マダニに噛まれただけ…そんなふうには思わず、予防をしっかりして、噛まれてしまったのを見つけた時は病院にご相談ください!
予防薬は飲ませるタイプ、皮膚にたらすタイプ、フィラリアと一緒に予防できるタイプなどありますので、お気軽に獣医師や看護師にご相談ください(*^^*)
この記事を書いた人
- 6年間ペットショップに勤めていましたが、動物看護に携わりたいと考えるようになり病院で働くことに。飼い主様の不安に寄り添い、少しでも安心して動物を預けていただけるよう努力していきます。
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