先日、お休みを頂き東京の学会に参加してきました。帰りはまさに台風まっただ中。
北海道行き以外の便が全て運休となっていて、過去最高に羽田空港が空いていてびっくりでした。
さて今日はハリネズミの飼い主さんが決して無視できない内容、「肥満」について。
ハリネズミは元々、天敵の少ない夜中にひたすら走り回り、主に虫を食べて生きている生物。
でも、優しい飼い主さんに大切に大切に飼われているハリネズミちゃんは、
とにかく栄養価の良いご飯をもらい、
できる限りストレスの無いケージを準備してもらい、
天気の変化もない暖かい室内で、
時にはおやつまでもらっちゃいます。
通常ハリネズミは夜中に結構な運動量をこなしているはずなので、ケージ内の散歩や回し車での運動などでカロリーを消費しています。ですが、ハリネズミはある一定の体重を超えてしまうととたんに動かなくなりカロリー消費量が落ちてしまうのです。
結果として、ご飯の量を変えていないのにいつの間にか太ってしまっている、という事が起きてしまいます。
ぽっちゃりハリネズミさんは、確かに可愛い。
ですがそれが病気の予備軍になっているとしたらどうでしょう。
ハリネズミは肥満していることで、肝リピドーシスという病気に非常にかかりやすくなります。
この病気は肝臓に脂肪が蓄積することで肝機能が低下、食欲や元気がなくなってしまう病気。命を落としてしまう事もあるため侮れません。
生後6ヶ月を過ぎているのにまだまだ体重が増える・・・?それ、ひょっとしたら、すでに肥満が始まっているかもしれません。
ちなみにわたくし院長はどれだけ節操なく食べても飲んでも、体重が全然増えず痩せていってしまいます・・・。
開院してから、最大で8キロ、まさかの53キロまで痩せてしまいました(今はもうちょっとマシ)。
太るのはもちろんですが、痩せすぎは痩せすぎで悩みのタネ。
動物も自分も、健康になれるよう、これからも頑張ります。
この記事を書いた人
- 2024年8月15日未分類うちの子大丈夫、、、?
- 2024年5月9日スタッフ初めまして。愛玩動物看護師の三瓶です!
- 2024年4月25日スタッフはじめまして、動物ケアスタッフの長谷川です!
- 2024年2月1日犬シニアわんちゃんの生活の工夫