ハリネズミの歯周病と抜歯

札幌は結構な量、雨が降っていますね。
そのせいかは分かりませんが、院長もなんだか少し風邪っぽく、漢方薬のお世話になっています。

今回はハリネズミの歯科疾患について。
普段、ハリネズミを飼育されている方でも、なかなか口の中までは見る事はないと思います。
ただ、時々は病院でのチェックをオススメします。実はハリネズミは凄く歯周病が起こりやすい生き物なのです。

まずはこちらの歯をごらんください。
比較的綺麗な状態の歯です(これでも右上の奥歯は軽度の歯周病です)。
歯肉は全体的にピンク色をしており、引き締まっています。

 

 

次に、こちらの写真。IMG_1151 IMG_1153
違いが分かりますでしょうか。
歯を中心に歯肉が赤く腫れ、一部は盛り上がってみえます。
これが歯周病の状態です。

 

なかなか歯磨きなどのデンタルケアを行う事が難しいのが、ハリネズミの歯周病の難しいところ。さらに悪化していくと、全身麻酔にて抜歯をする事になります。
(抜歯も本数が多いと出血量もなかなかのもの。決して簡単な手術ではありません)IMG_2510

食べ方がゆっくりになったり、よだれが出ていたり、咀嚼の様子が変わったりした場合には要注意です。ひどい場合には歯肉が腫れているのが外側から見える事もあります。
さらにお口の中の腫瘍が見つかる事もありますで、食べているからいいや、とあまり様子を見ないようにして下さいね。
性格によっては、病院でも歯のチェックに麻酔が必要な事もありますが、変わった様子があれば早めの検査をオススメします!

この記事を書いた人

院長 伊村啓
院長 伊村啓
動物病院は、飼い主様と一緒に、大切な家族である動物たちの幸せを考え、不安や苦しみを解消する場です。検査もただ行えば良いという訳ではありませんので、必要な理由をきちんとご説明した上で進めていきます。筋道を立て、とにかく分かりやすく説明する事には特に力を入れています。

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