ゴールデンハムスターの拡張型心筋症

こんにちは。
今日はゴールデンハムスターのももちゃんをご紹介。
昨夜から調子が悪い、とのことでした。

来院直後、呼吸も大変苦しそうです。
ふらふらしていたのと低体温が確認されたため、すぐに酸素室に移動、保温を開始しました。

そのときのレントゲン検査がこちら。

 

 

 

 

 

ただ、レントゲン検査だけでは心臓病なのか、肺炎なのかを判断することは困難です。
そこで、心臓の超音波検査も合わせておこないました。

全身に血液を送り出す役割である左心室が極度に拡張しており、充分に収縮していないことが分かりました。
この病気は、「拡張型心筋症」という名前です。

拡張型心筋症は、中年齢から高年齢のゴールデンハムスターに良く発生します。
ももちゃんにも、すぐに利尿薬と強心剤、血管拡張剤を投与。
ICUにて管理した結果、1日後には大分元気も戻ってきました。

そのときのレントゲンがこちら。

 

心臓のラインが見えており、肺の白かった部位が正常に戻っています。

今回は比較的早期に飼い主さんが連れてきてくれたので、何とか回復することができました。肺水腫を起こしてしまった場合には、あまり長生きはできないとされていますが、一日でも長く、元気に過ごしてもらいたいと思っています。

※アイキャッチになっている画像は、今回ご紹介した患者さんではありません。念のため。

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この記事を書いた人

院長 伊村啓
院長 伊村啓
動物病院は、飼い主様と一緒に、大切な家族である動物たちの幸せを考え、不安や苦しみを解消する場です。検査もただ行えば良いという訳ではありませんので、必要な理由をきちんとご説明した上で進めていきます。筋道を立て、とにかく分かりやすく説明する事には特に力を入れています。

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