こんにちは!最近欲しかったジグソーパズルが届きウキウキしている看護師の阿部です(*^^*)
さて、今回は入院していたアイガモのさだむねちゃんのお話をさせていただきます。
アイガモは、カモ科に分類されマガモとアヒルとの交雑交配種です。
なので、見た目はマガモと似ていて間違われる事も…
そんなアイガモのさだむねちゃんは、呼吸が荒く嘴が熱くなっているという主訴で来院されました。
さだむねちゃんを見た時には、口を開けて頑張って呼吸をしている状態で
嘴は白く舌の血色も悪いため、少しでも呼吸が楽になるように酸素室に入れました。
その後、レントゲンを撮り肺炎・気嚢炎と診断、入院治療を開始。
右の写真が、さだむねちゃんのレントゲンです。
気嚢とは肺につながっている袋状の臓器で、膨らんだり縮んだりして空気を送り込んでいます。
肺炎・気嚢炎になる最も多い原因は細菌や真菌などの感染症、その他には外傷や刺激物の吸入、誤嚥などがあげられます。
原因によっては治療方針は変わりますが、さだむねちゃんの場合は感染症を疑い抗生剤・消炎剤の投与、
そしてネブライザーという吸入治療を行いました。
鳥類の呼吸困難はなかなか反応が悪いことも多いのですが、治療して6日目には、呼吸状態も落ち着き、酸素室から通常のお部屋へ移ることが出来ました!
その後さだむねちゃんは無事退院。1週間後の診察では元気なさだむねちゃんに会うことができました。
これからも元気に、長生きしてくださいね。
冬が終わり春の変わり目で気温差が激しいですが、みなさん体調には気をつけて過ごしてください。
まだ春の健康診断も行っておりますので、健康診断を考えている方はご連絡ください(*^^*)
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- ポックル動物病院ではいろいろな動物を診るので、その動物にあった治療の手助け(補助)が出来ればと思います。飼い主さんが不安な事やわからない事などを気軽に話せるような看護師を目指しています。
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