お家でできる爪切り・肛門腺絞り

こんにちは、看護師の上野です。
今回は爪切り・肛門腺絞りについてご紹介いたします。

※ご自宅で処置をする際は必ず最初は2~3人で処置し、無理はせず、暴れてしまうようでしたらお電話ください。

爪切り

まずは爪の構造からご説明いたします。
右の図の通り、爪の中に血管や神経があります。
爪が長くなりすぎると血管・神経も伸びてきてしまい、
切れる範囲が狭くなってしまうので注意が必要です。
また、猫ちゃんは普段爪をしまっているので、指先を握って爪を出して処置をします。

爪切りの手順ですが、図のように先端を少しずつ切っていき、次に角を落とすことで丸みを持たせましょう。

 

白い爪は血管の位置がわかりますが、黒い爪は横から見てもわかりません。

目安としては爪の断面が、外側から

「黒(爪の表面の色)」→「白」→「黒(濃い黒)」
になっていれば血管などの手前まで切れています。
更に切り進めると出血してしまうので気を付けましょう。

 

爪とぎやお散歩を頻繁にする子や、体重のある子は自然と爪が削れていくため
切りすぎてしまうと、出血のリスクが高くなります。少し余裕をもって切ることが大切です。

もし出血してしまった際には小麦粉を出血箇所に押し付けることで止血剤の代わりにすることが出来ますが、
それでも出血が続いてしまうような場合は、お近くの病院に相談してみましょう。

 

肛門腺絞り

写真の赤丸の部分に肛門腺という袋があります。

ここにコミュニケーションや縄張りのにおい付けなどに使う分泌物を溜めておくのですが、
これをうまく自分で排出できない子は、炎症をおこしたり、最悪の場合は袋自体が破裂してしまう事もあります。

 

溜まるスピードや、自分で排出できるかは個体差が激しいので、

お尻をこすりながら歩く
お尻をずっと舐めている

など気にしている仕草があれば、肛門腺を確認してみましょう。

最後に動画で肛門腺の絞り方をご説明します。

肛門腺の袋を左右から押しながら、肛門の穴に向かって押し上げるイメージです。
力加減はその子によって異なるので、まずは優しくトライしてみましょう。

当院では爪切りや肛門腺しぼりなど、日常ケアだけのための来院も歓迎です。
また今回イベントに参加できなかったけど教えて欲しいという場合も、事前にお電話いただければ対応できますので、ぜひご相談くださいね。

この記事を書いた人

看護師 上野
看護師 上野
院長を除いて唯一の男性スタッフです。大型犬の診察補助など、他の看護師では難しいけれど男性看護師だからこそできる事を常に考え、行動しています。大型犬だけでなく運動器疾患のある子、また飼い主様や他スタッフの手足となり、少しでも動物達が健康に快適に過ごせるよう、お力になれればと思っております。

関連記事

  1. ドナー犬登録のお願い

  2. 肥満は万病のもと

  3. 動物介護とは・・・

  4. 動物の疼痛緩和にレーザー治療

  5. 今さら聞けないフィラリアのお話

  6. 子猫ちゃんの肺炎 pneumonia in a kitten…

最近の記事

PAGE TOP