こんにちは!ついに雪が降ってきましたね。
息子を抱っこ紐にいれながら、ツルツル路面を歩くことに恐怖を感じる新岡です。わんちゃんをお散歩される皆さまもお気をつけくださいね!
私の実家にはトイプードルが2頭いて、年齢は8歳です。この間帰った時に、シニア犬らしくなったなぁと感じました。被毛は色が薄くなり白髪が混じるようになり、歩き方もよたよたする動作が時折みられるようになりました。
年齢を重ねていくと、心配になるのは病気だけでなく「老化現象」もあると思います。歩幅が狭くなったり、背中や腰が丸まってきたり、頭を下げて歩くようになったり…
そんな老化現象を予防するためのアンチエイジング対策はどんなものがあるのか?おうちでできる対策をご紹介したいと思います。
大切なのは、筋力の衰えを予防することです。筋肉は関節の負担を軽減し、体をサポートする役割をもっています。その筋力を維持、向上させるためには次の点を意識する必要があります。
・栄養バランスの取れた食事を与える。
高品質なシニア犬向けフードを与え、適切な体重管理をします。過度な肥満は筋肉への負担を増やしてしまいます。また、関節をケアするサプリメント(アンチノールなど)を与えるのも効果的です。
・居住空間を整える
滑りやすい床や過度な段差の上り下りなどは関節や筋肉に負担をかけてしまいます。クッション性のある敷物を敷いたり、段差をなくす、あるいはステップを置いたりして段差を小さくする工夫が大切です。
・適度な運動とトレーニング
日常的な散歩に加え、遊びやトレーニングをします。ロープを引っ張り合いして遊んだり、不安定な場所(クッションや低反発マットレスの上など)を歩かせてバランス感覚を養うのも良いです。緩やかな坂を登るのも、下半身の良い運動になります。他にも、おすわり→フセ→おすわりを繰り返したり、おやつを使ってゆっくりおすわりをさせる動作などもトレーニングになります。
・マッサージやストレッチ
筋肉の血行を促進し、柔軟性を維持します。
筋力低下に伴う老化現象は立ち姿にもみられてきます。前後左右の間隔が狭くなり、重心バランスが崩れてきてしまいます。正しい姿の重心バランスは前肢6割、後肢4割といわれています。立ち姿もチェックしてあげるといいかもしれません。
ほかにも、定期的な健康診断も欠かせません。寝てばかり、食べる量が減った、長く歩けなくなったといった症状は高齢だからかな、と思われがちですが、実は病気のサインであることもあります。
当院では春(4~5月)と秋(10~11月)にわんちゃんの健康診断キャンペーンを行っており、通常よりも安く健康診断が受けられます。最近始まったご長寿優遇キャンペーンもあり、年2回の健康診断を受けていただくと2回目が年齢分割引になります。こういったキャンペーンをぜひご活用いただき、元気なご長寿ワンコを目指していきましょう!
この記事を書いた人
- 6年間ペットショップに勤めていましたが、動物看護に携わりたいと考えるようになり病院で働くことに。飼い主様の不安に寄り添い、少しでも安心して動物を預けていただけるよう努力していきます。
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