見事な秋晴れですね。この季節が一番好きなのですが、今週日曜日の天気予報は曇りのち雪!
すぐに冬になってしまうんでしょうね。
でも、冬は日本酒がうまい季節。写真は、先日訪れた増毛の国稀酒造で限定のお酒をゲットし、にやけている図です。
今日は、小鳥のご飯のお話をさせてもらいます。
小鳥のご飯=ホームセンターで売っているような殻付き餌、というイメージを持っている方が多いと思います。
しかし、よく考えてみてください。
私たちと同じく、小鳥たちだって生き物。
生きていくためには、本人たちの栄養要求量に合わせたバランスの良い食事が必要。
種のフードだけだと、どうしても栄養分が偏ってしまいます。
小鳥を偏ったご飯のみで飼育すると、肥満傾向になり、肝疾患や発情異常などを続発することが知られてきています。
私たち人間が、カップめんばかり食べていると病気になってしまうのと同じですね。
そのため、当院を受診された飼い主さんには「ペレット食」を勧めています。
これらのフードは、小鳥の栄養要求量に合わせたビタミン・ミネラルがもともと含まれており、ライフステージごとにタンパク質・脂質のバランスも適切に整えてあります。
今種を食べているインコちゃんでも、ペレット食に切り替えられますので、お悩みの際はご相談ください。
当院では、小鳥のご飯を10種類以上揃えています。
大きくは、病気になった時に与える処方食と、普段の飼育に使ってもらえる総合栄養食に分かれます。
病気の際には、その病気に合わせた処方食を。
一般の健診で来院された鳥さんには、体格・ライフステージに合わせた総合栄養食を。
小鳥の「食」に対する認識が、少しでも良くなっていくことを願っています。
この記事を書いた人
- 動物病院は、飼い主様と一緒に、大切な家族である動物たちの幸せを考え、不安や苦しみを解消する場です。検査もただ行えば良いという訳ではありませんので、必要な理由をきちんとご説明した上で進めていきます。筋道を立て、とにかく分かりやすく説明する事には特に力を入れています。
- 2024年7月4日未分類実は大学病院でもエキゾチックアニマルを診療しています
- 2024年6月21日は虫類カメの食欲不振について
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