子犬の歩き方に違和感を感じたら

私長谷川が飼っているポメラニアン1歳のステラのお話です!

ある日歩き方に違和感を感じました。抱っこをしたらキャン!!と鳴く、後ろ足を上げている、などの症状があり小型犬だから、パテラ(膝蓋骨脱臼)だろと思っていたのですが、レントゲンを撮ってみたら、レッグペルテス(大腿骨頭壊死)というものでした。

レッグペルテスとは、?

若い小型犬に多く3ヶ月~1歳前後によく発症する股関節の病気です。

大腿骨の先端への血液供給が障害され大腿骨頭の成長障害が生じて、骨の変形が生じてしまう疾患です。

パテラとは?

膝のお皿が外れてしまう、ズレてしまう、膝関節の病気です。

どちらも初期症状は似ています!

ステラはレントゲンでレッグペルテスと診断されたため、大腿骨頭を切り落とす手術をすることになりました。

手術後は1日目は鎮痛剤を投薬し入院をしていました。2日目からは痛みのせいか家に帰ってからは全く動かずにじっとケージの中で過ごしていました。3日目には鎮痛薬で少し痛みが和らいだのか、少しずつ歩くようになりました。4日目以降からは鎮痛剤も飲まなくても元気に歩き、後ろ足を浮かせながら歩くようになりました。1週間経ち抜糸をしてもらい少し傷口にカサブタが気になっている様子もありました。2週間たった今では後ろ足をかばいながらでもありますが元気に走り回っています^^

手術をした後関節が無くなって歩けるのか?と心配になると思いますが、骨の摩擦が無くなって痛みが無くなり関節部位に偽関節ができて歩けるようになるそうです!

みなさんも歩き方に違和感などを少しでも感じたら獣医師に相談して下さい!

この記事を書いた人

動物ケアスタッフ 長谷川
ニワトリ、犬、猫、シモフリインコ、金魚など現在はたくさんの動物達と一緒に暮らしてます。新人でまだ分からないこと沢山ですがよろしくお願いします。人と話すことが好きなのでみなさんぜひ話しかけてください!

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