子犬をお迎えした時の予防(ワクチン)について

暖かい部屋で冷たいアイスを食べ日々幸せを感じてる大岩です!

初めてワンちゃんを飼った時に何のワクチンを打てば良いのか分からないと思ったことはありませんか?

今回は、ワンちゃんに必要なワクチンについて紹介したいと思います。

①混合ワクチン

混合ワクチンには、犬ジステンパーウイルス感染症、犬パルボウイルス感染症、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス1型・2型感染症があります。このワクチンはコアワクチンといい、感染すると命に関わることがあるため、きちんと予防する必要があります。

また、犬パラインフルエンザウイルス感染症、犬コロナウイルス感染症、レプトスピラ感染症をノンコアワクチンといい、感染リスクがある子に接種を勧めているワクチンです。

10週齢未満で1回目のワクチンを接種した場合、1カ月ごとに残り2回接種する必要があり、10週齢以降に1回目のワクチンを接種した場合、1カ月間後に1回接種する必要があります。

初回の接種によって、回数が変わるので詳しくはお問い合わせ下さい。

また、初年度のワクチン接種後は「基本的には」1年ごとにワクチン接種します。ワクチン接種の回数を減らしたい時は抗体価検査をお勧めしています。
※院長注:ワクチン接種にて、きちんと抗体価が上がるわんちゃんに対しては、ワクチン接種は必ずしも毎年必要ではありません。抗体がきちんと作られているかどうかを検査するのが抗体価検査で、少量の採血をするだけで実施出来ます。

②狂犬病予防

狂犬病は犬だけでなく、人にも感染する人獣共通感染症で死に至る病気です。日本での発症は近年ありませんが、世界中では感染のリスクがあるため、年に1度ワクチンの接種をする義務があります。

狂犬病ワクチン接種のお知らせは毎年4月に飼育の登録をされている市町村から送られてきます。登録をされていない場合は札幌市在住の方であれば当院でワクチン接種の際に登録も同時にする事ができます。

ワクチンはアレルギー反応が起こる可能性があるので、当院は午前中の接種をお勧めしています。

また、混合ワクチンと狂犬病どちらを先に打てば良いのか悩まれた場合、当院は先に混合ワクチンを打つことを推奨しています。そして、2週間以上間隔を空けたうえで狂犬病を打つ形になります。ご不明な点がありましたら気軽に相談してください。

今回は混合ワクチンと狂犬病ワクチンについて紹介しましたが、フィラリア予防の注射も2月より開始しております。
5〜6月になると注射の在庫の問題で接種できない場合もありますので、4月からの繁忙期をさけて今時期の接種がおすすめです。
ご予約をお忘れなく、お願い致します。

この記事を書いた人

愛玩動物看護師 大岩
雑種猫を飼っていて帰ってきたら出迎えてくれて毎日一緒に寝ています!
不安な気持ちで来院する飼い主さんに寄り添い、少しでもその不安を取り除き信頼してもらえる動物看護師になりたいと思います。

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