フェレットのフィラリア予防

みなさまこんにちは。受付・動物看護師の吉村です。

この間、病院の近くで桜が咲いていました。
しばらく雨模様でしたがこれから気温も上がってくるようなので、もうすぐ北海道にも春が来そうですね!

さて、フェレットblogの6回目は『フェレットのフィラリア症』についてのお話です。
みなさん、フィラリア症って知っていますか?

『え?フィラリア症って犬がなるものでしょ?』と思っているそこのあなた!

フィラリア症は、フェレットもかかる病気です!!
今回は、フェレットのフィラリア症についてみなさまの疑問をQA形式でお答えします。

 

Q フィラリア症ってなに?
A 別名:犬糸状虫症といいます。この病気は、蚊に刺されることで病気の元になる幼虫が体に入り、血管内を移動して心臓で成虫になります。
犬ではたくさんのフィラリアの成虫が心臓に寄生しますが、フェレットは1、2匹でも寄生すれば命に関わります。

Q 感染した時の症状は?
A 嘔吐、咳、息苦しい、食欲や元気がない…など。腹水や胸水がたまったりもします。
もしも肺動脈をフィラリアが塞いだ場合は、突然死することもあります。

Q どうすれば予防できる?
A フィラリアが寄生する前に、フィラリアの幼虫を殺す予防薬を飲むことです!
※北海道の予防期間は6月~11月までの6ヶ月間。

フェレットの駆虫薬のあげ方

左のように水に粉の薬を混ぜて飲ませるか、
フェレットバイトや毛玉取りのおやつに薬を混ぜて
食べさせてあげてください。

 

 

 

 

犬ではフィラリア予防のために血液で検査をして、陰性ならお薬を処方しています。
フェレットの場合は、1匹でも感染していると症状が出ることが多く、またキットでの検査ができないため、血液の検査なしでお薬を処方します。

外に連れていく場合はもちろん、家の中でも蚊に刺される可能性は十分あるので、予防薬を飲んだ方が安心だと思います。
我が家では家の中でも蚊がよく出るのでお薬を飲ませています。

 

当院ではフェレットのフィラリア予防のお薬を処方しています。(上記写真)
ご希望の際はぜひ予約や受付の際にご相談ください。

 

この記事を書いた人

受付 吉村
受付 吉村
こどもの頃から特にフェレットが大好きで、動物に関わる仕事がしたいと動物看護師になりました。
はじめての動物病院で、飼い主様も動物ちゃんも不安な気持ちで来院することがあると思います。そんな時、気軽に声をかけてもらえるような受付の看護師を目指しています。

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