こんにちは、獣医師の中村です。
暑いなぁと思う日が増えてきましたね。普段から炭酸飲料が好きな私ですが、ますますおいしく感じる今日この頃です。最近はティーソーダにハマっています!
わんちゃんの飼い主さんは、お散歩時はもちろん、お部屋の中の暑さ対策にも気をつかう季節ですね。
飼い主さんもわんちゃんも、熱中症には十分お気をつけてお散歩を楽しんでください!
さて、愛犬のお顔を見ていて、
「なんだか鼻の色が前より薄くなった気がする…」
「黒かった鼻にピンク色の部分が増えてきた?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は診察の際にも時々、
「鼻の色が薄くなってきたんだけど大丈夫?」
「なにかの病気でしょうか?」
と、別件で来院された飼い主さんから、ついでに、という感じで相談を受けることがあります。
そこで今回は、犬の鼻の色が薄くなる原因についてご紹介します。
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犬の鼻の色は、「メラニン色素」という色素によって作られています。
この色素の量は年齢や季節、皮膚のコンディションなどによって変化します。
シニア犬では、メラニン色素が少しずつ減り、黒かった鼻が茶色っぽくなったり、部分的にピンク色になったりすることがあります。
人でいう「白髪」のような変化に近いイメージです。
元気や食欲が普段通りで、鼻の表面もきれいな状態なら、加齢による自然な変化の可能性が高いでしょう。
★冬に色が薄くなる「スノーノーズ」
冬になると鼻の色が薄くなり、春から夏にかけて再び濃くなる犬がいます。
これは「スノーノーズ(ウィンターノーズ)」と呼ばれる現象です。
日照時間や気温の変化によって、鼻のメラニン色素の産生が一時的に低下することが原因と考えられていますが、実は詳しい機序はまだわかっていません。
特にラブラドールレトリーバーやゴールデンレトリーバー、シベリアンハスキーなどでみられることがあります。
生理的な変化であり、健康面に影響はありません。
ちなみに我が家のラブラドール、真っ黒ツヤピカのお鼻がチャームポイントだったのですが、1歳を過ぎたあたりから少しずつ薄くなり始め、4歳になる現在では上半分が薄茶色、下半分がグレーというお鼻になっています。
夏になっても薄いままなので、加齢によるものなのでしょう。
★病気が隠れている場合もあります!
もちろん、鼻の色の変化が病気のサインである場合もあります。
例えば、
* 自己免疫疾患
* 慢性的な皮膚炎
* 感染症
* 色素が失われる皮膚疾患
などです。
病気が原因の場合は、色だけでなく鼻そのものの状態にも変化が出ることが多いです。
★こんな時は病院へ!
鼻の色が薄くなっただけでなく、
* 鼻がガサガサしていたりただれている
* 出血やかさぶたがある
* 鼻を気にしてこすったりなめたりする
また、色の変化が急激だったり、顔のほかの部分にも色の変化が広がったりする場合も診察をおすすめします。
犬の鼻の色が薄くなる原因は、加齢や季節による変化など、心配のいらないものであることがほとんどですが、
「様子を見ていて大丈夫かな?」
「一度診てもらった方がいいかな?」
そんな時は、お気軽にご相談ください。
愛犬の小さな変化に気付けるのは、いつも一緒に過ごしている飼い主さんだからこそ。
私たちも一緒に、わんちゃんたちの健康を見守っていきたいと思います。





